2020 9 28

ホークス日記「出でよ!スーパーマン」

 

ホークスは調子悪くなり、5連敗を土曜に

やっとこさ止めたが、日曜日はまた負け。

明日からも負け続けないとも限らない。

火曜日に千賀で0-1で負けたのが痛かった。

 

最近のホークスはちっとも強く見えない。

周東、川瀬の二遊間がエラーしすぎ。

優勝チームの二遊間って、もっと何かこう、

筋金入り感があるというか、プロっぽいぜ。

こんな二遊間のチームが優勝しちゃいけない。

これで首位なんだから、他チームのファンも

自軍を強いとは思ってないだろうな。

いやいや、ロッテファンは強いと思ってるか?

今年のロッテは「良い優勝」「印象的な優勝」

をする可能性がある。

 

ロッテの井口監督は、メジャーから帰日後、

ホークスから声が掛からなかったのは、

指導者の素質は無いと判断されて球団に

戻して残す意味は無いと評価されたんだろう。

それがいまや、監督としてホークスを追い詰めて

いるんだから面白い。井口はさぞや痛快だろう。

 

私の理想のプロ野球は、12球団の戦力が

完全に均等化しているプロ野球だが、

この歳になり、現実にはそんなの無理だと

ようやく悟った。

大金をつぎ込んで、カネで優勝を買いたい球団。

3位か4位で適当にやってくれればいいよが

ホンネの球団。

ホントは身売りしたいけど、見栄があって

身売りできない球団。

球団にもいろいろなパターンがあるのだ。

これは「社会の縮図」として見れば、まあまあ面白い。

下剋上の逆転劇が、一般社会より起こりやすい

という点も、野球は夢があって良いね。

 

昔は、金をかけまくる球団が嫌いだった。

巨人とか西武とか。

「カネをバカみたいに出して

優勝を買うなんて、コンビニで

100円払って100円のものを買うのと同じ。

なんのドラマも無い」が私の口癖だった。

でも自分の贔屓のホークスがそういう球団に

なってみると、金をかけたからって、そのまんま

優勝できるかというと、そう簡単でもないのが

わかる。

だいたい毎年、どこかのチームが強烈なライバル

となって現われてくるのだ。今年でいえばロッテ。

そういうライバル球団は、ホントは優勝するつもり

なんかなかったくせに、なにがなんやら、

いろんなパーツが偶然にも上手く組み合わさって、

勢いも付いて、予想もしない強力球団に突如変貌して

ライバルとして立ちはだかってくるのだ。

なんか台風みたいに急成長してライバルに

なってくるのだ。

いくら金をかけた球団でも、こういう「突然変異的

ライバル球団」を敵に回すと苦しいのだ。

こういう「突然変異」で優勝した例としては、

75年の広島、78年のヤクルト、85年の阪神

などがある。最近の楽天とか日ハムのも

該当するかな。私の考えでは、それらが、

「印象に残る、良い優勝」である。

金をかけて優勝を買おうとする球団の優勝は、

こういう「印象に残る、良い優勝」にはならない。

カネで買った優勝は、やっぱりドラマ的要素が

弱いのだ。

今年、ロッテが優勝したら、それは

「印象に残る、良い優勝」になる可能性がある。

 

ホークスはスーパーマンが出現しないと

あぶないね。スーパーマンとは、自分一人の力で

チームを勝たせちゃう選手。

1999年のダイエー初優勝の時は、工藤だった。

他球団に追い上げられて、もう負けたらヤバイ

という試合で、たしか近鉄戦。工藤が先発して

勝った。さすが工藤と思ったのが今でも

忘れられない。

こういう大一番の働きをするスーパーマンが

今のホークスに現われてほしい。

チームの状態が良い時に活躍したり、

あるいは活躍してもチームが負けたり。

そういうのはスーパーマンじゃない。

チームが苦しい時に、自分一人の力で

チームを勝たせてくれる選手。

そういうスーパーマンが現われないと、

このままロッテにやられるよ。

誰がスーパーマンになるかな。

今後はそれを見ていきます。