2020 9 7

金城基泰さんインタビュー

 

また金城基泰さんのインタビュー記事が載った。

今度はデイリースポーツ。これは国会図書館で

必ず元の紙面のコピーを入手しよう。

金城さんのマスコミ登場は

何年か前の「野球小僧」以来。

知らなかった話がいっぱい載っている。

貴重なインタビューだ。

引退してずいぶん経つのに、

いまだに情報得られてありがたい。

やはり金城さんは偉大だな。他とは違う。

通算70勝クラスの選手が引退後もいろいろ

取り上げられることはあまりないだろう。

いま少年野球の手伝いをしてるとか。

どこのチームだろう。金城さんを見に行きたい。

 

本人が引退について、こう話している。

(金城さんが引退を語るのを読むのも初めてだ)

「現役最後の方は、もうおおざっぱな野球じゃ

なくなっていた。ボクはクイックもできなかったし、

力も衰えていた。ノムさん(野村監督)に言われ、

韓国に行ったけれど、体はガタガタだった」

これを読んでハッとした。

どうして自分が今の野球を面白く思えないかが

わかった。

俺が好きなのは おおざっぱな野球 だったんだ。

今の野球は高度化し、おおざっぱじゃなくなった。

今の野球は細かすぎてつまらんのだ。

だから、中学野球みたいな おおざっぱな野球

を面白がって見ているのだ。

金城さんに大事なことを気づかせてもらった。

野球が進化して、おおざっぱさ が失われる

のは避けようのないことだが。

それまでの野球が持っていた、ある種の面白さは

そこで消え去って行ってしまったんだ。

永久に失われてしまったんだ。

進化したことで、別の面白さが産まれたにせよだ。

金城さんが引退した、80年代中ごろが、

その境目だったんだろう。

 

今日の教訓 物事が進化し高度化するのは

        仕方のないことだが、それによって

        喪われてしまうものもあるのだ。