1月18日 
神保町にて、「刑事コロンボ」についてのトークショー
を見に行った。入場料2000円。ドリンク付き。
語り手は、コロンボ研究の第一人者、町田暁雄氏。
町田氏の新しいコロンボの本が洋泉社から出たので、
その記念の会らしい。
編集を担当した小沢涼子氏も会場に姿を見せた。
小沢氏は注目すべき特撮関連本を次々に手掛けている
編集者で、上原先生を非常にリスペクトしている点が
私のようなオッサン特撮ファンから見てとても好ましい。
そうか小沢氏は次は町田氏に目を付けたかという感じ。

町田氏の話はとても面白かった。
町田氏は「蓄積の人」という感じが強くした。
町田氏が今までに読んだ本、見た映画、会った人、
その養分が体内に確実に蓄積されていて、
それらが素晴らしい原稿に活かされている。
そしてコロンボ警部もまた、
蓄積の人であるように思う。
コロンボ氏の深みのある人間性。蓄積を感じさせる。
コロンボ氏のような人間臭く、かつ深みのある人物は、
なかなか昨今の映画、ドラマではお目にかからない
ような気がする。
町田氏は某テレビドラマや某作曲家についての
原稿を書きためているという。きっとまた蓄積を
感じさせる原稿であろう。

1月27日
漫画家 井上コオ氏のトークショーを新宿に
見に行った。入場料2000円+ドリンク500円。
「侍ジャイアンツ」の舞台裏の話、とても面白かった。
やはり名作の当事者の話は興味深い。
八幡先輩は、梶原氏の最初の原稿では
八幡に「やわた」とルビが振ってあったという。
これを当時の長野規編集長が梶原氏の了解をとり
「はちまん」という読みに変えた。
これひとつ見ても、長野規氏の辣腕がわかる。