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2015年8月30日 日曜日

渋谷区立文化総合センター大和田さくらホールにて
「渡辺宙明卒寿記念コンサート」
を見に行った。14時からの回。
チケットの発売当初は、1回限りの公演だったが、
なぜか19時からの回もあって、二回公演になっていた。
14時の回だけ観た。
周りには業界人がいっぱいだった。そりゃそうだよな、
このコンサートはちょっと見逃せないよ。

主催・スリーシェルズ。入場料7000円(SS席)
1階席9列目16番。発売初日に気合入れて券を取った。
真ん中前方ブロックの最後列中央という、最高の席を取れた。
なにしろ、演奏中、宙明先生は客席で見ておられたが、
それが通路を挟んで私のすぐ後ろの席だったのだ。
初めて、ナマで宙明先生を見た。この人か~!!!

「キカイダー」「マジンガーZ」が7歳の時だった。
この二つの番組は音楽が良い!!!と子供ながらに
感じていた。(7歳の自分をほめてやりたい。マジで)
それから年月が過ぎ、18歳の時、「シャリバン」の
レーザーブレードの曲を聴いて、
なんじゃこのスバラシサは!!!と思った。
作曲家を調べたら、「キカイダー」「マジンガーZ」の人と同じで
ビックリした。それ以来、宙明ファンで通している。

コンサートが始まり、「マジンガーZ」の曲からスタート。
選曲が良い!!このコンサートを構成した人の腕の高さを
感じ、このコンサートは素晴らしいものになりそうと予感する。
事実そうなった。2時間のコンサートを、傑作曲だけで
埋めつくせる作曲家は多くあるまい。宙明先生は間違いなく
その一員である。
さらにいえば、テレビの劇伴音楽で、このようなコンサートが
開かれるのは、「ウルトラセブン」の冬木透と、宙明先生だけ
である。この二人の音楽の偉大さがわかろうというものだ。

最後の曲は「宇宙刑事ギャバン」。
「星空のメッセージ」アレンジBGMが演奏される。
自分でも予想外だったが、泣いてしまう。
この曲は、私にとって、Gへの想いをそのまま
歌ってくれるような曲なのだ。この日は無論歌は無かったが、
詩も素晴らしい曲だ。

最後は、お客さん全員で「マジンガーZ」を大合唱。
指揮は宙明先生だ。
こりゃ素晴らしい思い出ができたなと思うとまた泣けてきた。
みんな大声で歌っている。みんな大人なのに。
でも、宙明先生にお礼を言うような気持ちで、
みんな歌ってたんだと思う。
それを聴きながら、嬉しそうにしている宙明先生の姿を
観ていたら、また泣けてしまった。
先生が幸せそうで、本当によかった。

素晴らしい曲と演奏に鳥肌が立ち、泣けてしまって、
心も洗われた。見事な構成の素晴らしいコンサートだった。