福田総理辞任 080902

福田総理が突然の辞任。
途中で投げ出して無責任と批判されている。そう思う。

安倍、福田と、総選挙を経ていない総理が
連続で投げ出し辞任。
「総選挙を経て誕生した政権じゃないから、
国民の信を得ているという自信がなく、だから自信を持って
政権運営できないのだ」との批判。まったくだ。

政治空白を作れる状況じゃないので、
総選挙をして政治空白を作ると国民に迷惑がかかるので
解散はしない、と福田氏は言うが、
安倍、福田の2年間はまるまる政治空白だったという批判。
同感だ。

自民党が選挙をしたがらないのは、
郵政民営化小泉選挙の大勝で得た議席を減らすのが
イヤ、いやそれどころか下野してしまう可能性さえ
あるから。
だから解散せずに、総理を自民党内でたらい回ししている
わけだが、そうやっているうちに、
安倍、福田、そして次はおそらく麻生と、
けして豊富とはいえない自民党内の「総理の器」を持った
政治家を、どんどん無為に消費してしまっている。
さらには内閣の価値も自らどんどんぶち壊しにしている。
これはあとあとボディブローのように効いてきて
自民党自体を苦しめるだろう。