(ドラマ)1リットルの涙スペシャル  070410

07年4月5日放送。
「1リットルの涙」は、本放送で毎回泣かされたドラマで
DVDも買うほど気に入った作品だったので、
今回のスペシャルも楽しみにしていました。

(概略)
難病で亡くなった亜也の同級生だった遥斗は、
その後医者になっていた。
遥斗は、難病といじめに悩み生きる気力を失った
若い患者を担当。
遥斗はその患者に、亜也がどのように病気と闘ったかを話す。
患者は意欲を取り戻すのだった。

(感想)
泣けるシーンばかりつなげてあった。
特撮でいえば「ウルトラファイト」みたいな感じで。
泣けるシーンは、普通のシーンに挟まれているからこそ
泣けるのであって、これほど連打されると、ちょっと…
という感じもしたが、総集編だから仕方ないのかな…

転校が決まり、学校を去る亜也をクラス全員が合唱で
送り出すシーンと、最終回、多くの人が墓参りに訪れる
シーンは本放送で「クサすぎる」と評判が悪かったが、
今回の総集編でも外されていた。

でもショックだったのは、新しく撮影した部分
(遥斗と若い患者のくだり)が、
ちゃちで観ていられなかったということだった。
(徐々に病気描写を積み上げていった連続ドラマ時の沢尻と
違い、今回の若い患者役の人はいきなり難病演技なので
非常に難しいとは思うけど)
脚本家と演出家は、連続ドラマの時と同じ人なので、
これは患者役が沢尻エリカか否かの違いしかない。
ということは、連続ドラマがあれだけよかったのは
沢尻の演技によるものだったのか?
僕はこのドラマは脚本と演出と歌がいいので泣かされる
のだと思っていたが、今回、沢尻の演技が大きな要素に
なっていると気づいたのは驚きだった。

また、今回沢尻が新しく撮影して生前の亜也を演じた
シーンがあるのだが、それももうキツイかんじだった。
顔が全然ちがう! それも、こう書いてはなんだが、
「いやな女性の顔つき」になってしまっているのだ…
これは沢尻の人間性や私生活に関してかんばしくない報道が
なされていて、それに影響されてそう感じたのではなく、
なんか本能的に直感させてしまうような顔だった。
知り合いのテレビディレクターの人に聞いたら、
女優は内面が顔つきに出てしまうものらしいが…

連続ドラマが好きだった僕としては、
あれあれ?どうしたんだろう??
といくつかの点で感じてしまった今回の総集編でした。