ネタバレあります! 観てない人は気をつけて!


「虹の女神」(映画)ネタバレあり 061118

これは素晴らしい映画でした! マル!!

(概略)
制作会社のADをしている主人公の男。
大学時代、映研で一緒だった女の子が飛行機事故で
亡くなったことを知る。
彼の脳裏に大学時代の苦くもあり甘くもある
思い出がよみがえる。

(感想)
途中からぐっときてしまい、けっこう泣きました。
勉強なんかしないで遊んでばかりいた大学時代を
思い出しました。
「あ~ こんな女の子って、学校時代いたよな~
 そんですぐ好きになって、でも勇気が無くて告白なんか
 できなくてさ~」などと昔を懐かしく思い出しました。
ヒロインがとても魅力的に描かれています。

この映画観ていると、ほんとうに楽しい時期というのは
そのときはそうとはわからない。後から振り返ってみたときに
ああ あのときが楽しい時期だったんだ ということが
わかるものなんだということを痛感します。
あと、好きな人とは絶対すれちがっちゃいけないんだな~と
いうことも感じました。
自分の気持ちをよく確かめないといけないし、勇気も出さないと
いけない。でも上に書いたように、そのときはなかなか
わからないものなんですよね。

テクニック的にいうと、盲目の妹の使い方がうまい。
あと、亡くなった後に、遺されていたメッセージが見つかると
いうのは「北の国から」の草太や 岩井俊二「ラブレター」でも
使われているテなんだが、やはり強力な方法だなと感じます。

ひとつ注文するとすれば、「恋人」の章で出て来る
主人公の恋人(相田翔子)がああいう異常者じゃなかったら
もっとよかったのにと思います。
まともな女性で、上野とはまた違った魅力のある子で、
主人公の心がちゃんと揺れるような感じで描かれていたら
もっとよかったのに。
異常者なので、あの一連が単なるお笑いにしかなっていないのが
ちょっと惜しいような気がするんですが。

でもすごいいい映画でしたね。名画座に回ってきたら
また観たいくらいです。これはオススメです!