二十歳の頃、当時の仕事が嫌で嫌で、転職をしようとした事がありました。
しかし、今の仕事が嫌でも他にしたい仕事がある訳でもなく
父に相談したところ「公務員だし、お前は正義感が強いから」
それだけの理由で警察官を薦めてきました。
私は特に警官になりたいわけでもなかったのですが「今の仕事から変われるのなら」
何よりもそこを重要視していたので警察官になろうとしました。
警察官には筆記試験があるので、
過去問を見てみると全くわからない事がよくわかりました。
それはそうです。
学生時代は本当に勉強をしなかったのですから。
二十歳の私は、中学校1年生のレベルからやり直しました。
仕事がある日は3時間以上、休日は10時間以上ファミリーレストランで過ごしました。
店員さんはいつものやつがきたという事で、
私がいつもの席に座ったと同時に
ドリンクバーの伝票を持ってくるようになります。
そんな日が半年ほど続くと
段々とできなかった事ができるようになること、
知らないことがわかるようになることの
面白さを実感できたことで
筆記試験を無事に合格することができました。
残念ながら2次試験の面接で不合格になってしまうのですが
それよりも勉強は面白いこと、
そして、合格したことの達成感を実感できたことの方が
大きな収穫だったと思います。
それから、筆記試験の勉強と同じように
仕事に対しても勉強するようになりました。
職場で発生していた問題点に対する
改善案を自分なりに考察し、全体へ発信します。
周りは仕事ができない元気だけの若者が
何か言っていると笑っていました。
それでも、発信し続けて、自ら率先して行動していきます。
それを繰り返していると、私の発信に対して最初はバカにしたように
笑っていた人達も、
段々と笑わなくなり、
うなづいてくるようになりました。
最終的には私に仕事の質問や相談をするようになったのです。
私は、みんなが変わったと思っていましたが、
みんなには、あなたは本当に変わったと言われました。
きっかけは、あの警察官への試験勉強です。
今では試験勉強の内容は全く覚えていません。
それでも、試験勉強に向けて、勉強をやりきった事が
自分に勇気を与えてくれてのです。
