関東勢2校も決勝進出ねらう

 

2024センバツの4強が決まった。

 

第9日に準々決勝4試合が行われ、星稜(石川)、 健大高崎(群馬)、 中央学院(千葉)、 報徳学園(兵庫)の4校が勝ち上がり、30日(土)に準決勝2試合が行われる。4校は頂点が視野に入るところまで勝ち上がってきたが、そこに立てるのは1校だけだ。

 

低反発バットの導入で2ケタ得点で勝利した試合は、1回戦から準々決勝まで数えても1試合しかなく、大半はロースコアと接戦による決着になっている。打撃力や投手力に加えて、守備力、機動力も勝敗を分ける大きなカギになっているのが今大会の特徴。準決勝、決勝ではどういう試合展開になるのか注目される。

 

第1試合は11時、第2試合は13時30分

 

第1試合 星稜×健大高崎

V候補の星稜は、初の8強入りした阿南光を相手に5-0で快勝。背番号18の2年生右腕戸田慶星投手は変化球を駆使して、打たせて取る投球術で9回105球を投げて四死球0、2安打完封勝利で初の4強に導いた。エースの左腕佐宗翼投手を温存させたことでチームは石川県勢の初優勝に一歩前進した。能登半島地震の被災地石川に向けて朗報を伝え、さらに元気を届けることができるか。

 

健大高崎は春連覇をねらった山梨学院との関東勢対決を6-1で制し、12年ぶりに準決勝に進出してきた。最速146㌔をマークしている先発の左腕佐藤龍月投手と右腕石垣元気投手の2年生2人による継投策で相手打線を4安打1失点に抑え込んだ。打線は1番から4番までの上位打線だけで長打3本を含む8安打を放ち快勝した。念願の初優勝まであと2勝。

 

第2試合  中央学院×報徳学園

関東地区と東京の比較でセンバツ出場した中央学院の快進撃が止まらない。準々決勝では2試合連続サヨナラ勝ちした東北王者の青森山田を5-2で撃破、甲子園初勝利から一気に初の4強入りを果たした。

 

中央学院は打率3割超、投手陣は右腕蔵並龍之介投手と遊撃手も兼ねる右腕颯佐心汰選手の継投策がパターン。 準々決勝で1番ながら2塁打3本を放った青木勝吾外野手の長打力も侮れない。千葉県勢初の春制覇をめざす。

 

報徳学園は準々決勝で大阪桐蔭を4-1で撃破、2年連続で4強入りしてきた。プロ注目の最速151㌔の右腕今朝丸裕喜投手が、圧巻の投球で強力打線を9回113球5安打1失点の完投勝ち。今大会のナンバー1右腕と評価は急上昇。報徳学園は昨春も準決勝で大阪桐蔭を破って準優勝。今春こそは3度目の春の頂点をねらう。

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◇準々決勝の結果

星稜(石川)5-0阿南光(徳島)

健大高崎(群馬)6-1山梨学院(山梨)

中央学院(千葉)5-2青森山田(青森)

報徳学園(兵庫)4-1大阪桐蔭(大阪)

◇2回戦の結果

星稜(石川)3-2八戸学院光星(青森)

阿南光(徳島)3-0熊本国府(熊本)

健大高崎(群馬)4-0明豊(大分)

山梨学院(山梨)4-0創志学園(岡山)

中央学院7-6宇治山田商

青森山田(青森)6-5広陵(広島)延長10回TB

大阪桐蔭(大阪)4-2神村学園(鹿児島)

報徳学園(兵庫)6-1常総学院(茨城)

 

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