「メディア改革が達成されれば、日本社会は必ず良くなる」

「記者クラブを開放すれば、自由な言論空間が出現する」

この理念を共有し、実際に実践行動している先輩ジャーナリストはそんなに多くありません。かれこれ25年来の付き合いがある浅野健一さん(共同通信記者/当時)はその数少ないうちのひとりです

その大先輩の浅野さんに今朝電話しました(一時間も話したので大部分は割愛)。

上杉「浅野さんに初めて会ったのは、ぼくがNHK内定を受けた直後の学生時代ですね。読売の山口正紀さんもご一緒に三田の居酒屋で飲みましたね」
浅野「ええ」
上杉「浅野さん、その後、私がNHKの報道局で働いていたのもご存知ですよね」
浅野「はい。もちろん知っています」
上杉「にもかかわらず、どうしたんですか?あのNHKについてのブログは?なぜ私の名前があたかも経歴詐称の事例かのように出てくるんですか?」
浅野「いや、そう意味じゃなくて、逆の意味です。NHKで上杉君のことを悪く言う者が多いから」
上杉「そりゃ良くは言わないでしょう。10年前に海老沢会長のインタビューとエビジョンイル記事を文藝春秋で書いた時からずっとボロクソですよ。それはこの職業、斬ったら返り血も浴びることは当たり前です。だいたい浅野さんだって共同通信でよく言われていることはないでしょう?」
浅野「そりゃそうだけど。いや、NHKで僕に上杉君のことを悪く言うやつがあまりにたくさんいるもので」
上杉「そうですか。では、どうぞその方々のお名前を仰ってください。私から直接連絡を取って反論しますから」
浅野「いや、誰かというわけじゃなくて」
上杉「では、想像で書かれたんですか?」
浅野「いや、忘れてしまって」
上杉「ひとりくらいは覚えているでしょう?」
浅野「いや、誰だったけな?」
上杉「会いたいな~。一人くらいぼくに面と向かって批判する記者に」
浅野「上杉さんの知り合いはいないので」
上杉「知り合いならば、直接言うでしょう。ぼくは学生時代に浅野さんから教えられましたよね。記事を書く際にはきちんと相手に取材して、と。浅野さんは僕に取材をされましたか?」
浅野「いや。だからNHKとか他のメディアの人たちが君のことを悪くいう人が多いので、それを伝えようと思って」
上杉「それがブログですか?」
浅野「あまりに上杉君の批判をするんで」
上杉「知っています。元NHKの小俣一平さんとか、会ったこともないのに勝手に個人的な感情でもって言いふらしている先輩はたくさん知っています。また、それを信じて、確認をすることもなく、あたかも事実であるかのように話している若手記者もたくさん知っています。大体ですね、この10年以上、誰一人、私に直接言ってきた記者はいないのです。記者のくせに裏でこそこそと悪口を言っているのは100回くらい報告を受けていますが、誰一人ですよ、直接はいないんですよ(笑)」
浅野「私も、そうしたことを聞いたんで」
上杉「だから、なぜ旧知の浅野さんまでそうした輩と一緒になって」
浅野「いや、だから、こうやって上杉さんに取材しているんで…」
上杉「浅野先生、ふざけないでもらいたい。私が浅野先生に電話したんです。取材じゃないでしょ、これは。そうですか。では、どなたかなのか、お名前を教えてくださいと申し上げているんです。浅野さんが主張されて来た報道被害者の反論権の行使をさせてください」
浅野「えっと、誰だったかな。忘れた」
上杉「忘れた?いや、浅野さん、ひとりくらいは覚えていらっしゃるでしょう」
浅野「いや。誰だったけ。ブログは取り消します。誤解があって申し訳なかった」
上杉「いつですか?」
浅野「きょう中に」
上杉「それで結構です。お体の調子の悪いときに失礼しました。浅野さん、お大事に。あと、記者たちの名前をひとりでも思い出したら連絡下さいね。では、来月、オプエドでお会いしましょう」

浅野健一さんのオプエド出演が決定しました。