2020年6月8日(月)、一連の騒動の自粛緩和を受けて、以前から行ってみたかった、大涌谷へ行くことになった。箱根へはそれこそ若いころからの仕事を含めて200回は行っているのだが、ピンポイントで行ったという記憶は少ない。
ここ大涌谷も何十年か前に行ったような記憶だけだ。
何年か前の地震で箱根が立ち入り禁止となり、お客が離れて今回のコロナ騒動でも自粛騒動でそれこそ存続の危機で知人の県会議員のブログでもずいぶんと取り上げて心配をした。
ましてや外国人観光客の増加で大変な賑わいを見せていて私たちもその人出に二の足を踏んでいたものだったが、今回はさすがに入国規制で外人は見当たらず日本人観光客の取り組みに力を入れているようだった。
それでもひところはさっぱりだった観光客だが少しずつ戻ってきたようで同じ神奈川県民としてもうれしい限りだ。
私も横浜に住んでいて生活圏は東京なのだが、箱根も神奈川県だという意識を持ったが箱根は観光地ということで同県としての意識は薄かった。
降りてからもう一つの目的、箱根大文字焼の明星ヶ岳へ行こうということだったが、登り口を間違えて隣の明神が岳の方へ登って行けども行けどもつかないのであきらめて戻ったが、標高がずいぶんと違うので大きな勘違いであった。
ちょっと名前が似ているので勘違いしたようだが、いい加減といえばいい加減なものだ。
あきらめて今夜の宿の「ラフォーレ強羅・湯の棲」へ向かいゆっくり温泉につかってのんびりした。
ペットと泊まれる部屋なので、限られた部屋で窓がなくて少し窮屈な感じを受けたが、それを差し引けばよかったかな。特に夕食は、和食のコースで、一品ずつがおいしく盛られて手の込んだ料理でそれらを盛った器も品格があっておいしくいただいたね。
年のせいか、量よりも質の方に重点を置くようになり、ちょっと食べれば満足するという年配好みの食事だった。
旅行にもちょくちょく行くのだが、食事で満足することは多いが、感動を覚えることはめったにない。
翌日の朝食も今まではバイキングだったようだがお膳に盛られて量的にちょうどいいようで感激したねぇ。旅の楽しみはその土地の名物などを味わうことも楽しみだが、足柄茶などを出されて「たかがお茶されどお茶」というところかな。
宿によってその旅の良しあしが決まるといっても過言ではない、今回は良かったと思えるほどだった。