3月21日(木)、前日は標本木の花が4輪しか咲いていなくて21日の午前10時に正式に咲いたのを確認して開花発表となったのだそうである。私ものどかな天気に誘われて行ってみようかと靖国神社まで出かけて確認をしてきた。
ここの標本木は、隣の芸能殿において毎年正月に嫁さんの詩吟のグループが発表するところでもある。そのたびに確認をして、今年も正月に確認して今年は発表の時期に来てみるか、と思っていたこともあって今日は来てみた。
本殿裏の池の周りの桜の木は満開といえるほど咲いているのだが、基準の木ではない。あくまでも芸能殿横の大きな桜が標本木なのだそうだ。係官が観測できるように鉄柵が置かれていたが人が多くて確認が難しいのだそうでこのような処置をとるのだとか。
ここの本殿横には、前回の雑記で紹介した、お玉が池の千葉道場とともに、幕末江戸三大道場として栄えた斉藤弥九郎の「練兵館」跡の碑が立っている。意外と知られていないが九段坂下のマナ板橋付近にあった道場が火事で焼失してこの場所に構えたのだという。
ここに先週からの感動の続きがあるねぇ。歴史を知っているとこのように二重の喜びにも浸れる。
そのような思いをしながら、もう一つの桜の名所千鳥ヶ淵を通ってみたが、もちろんまだまだつぼみなのだがすでに準備の方は万端のようである。
上野公園に劣らないほどの名所でたくさんの人が訪れるのだが上野に比べて狭すぎて通れない。
2年ほど前か・・最後に訪れたときは地下鉄の階段を上がる前から並んでいたのであきらめて帰ってきたこともあった。
もう何回も来ているのでいいか、と思ってもいるがね。
花見といえば友人と毎年あちこち訪れていたものだが、その友人も昨年の夏に亡くなって、今年はその楽しみもなくなった。
今年は満開の桜を見ると思い出して悲しい気持ちになるだろうねぇ。年を取ると友人知人も少なくなって寂しくもなる・・
春である、センチな話はよそう。