宮崎市に住む弟が還暦を迎えそのお祝いを兼ねて兄弟夫婦で一泊旅行をする企画を立てていたので、10月15日(月)、羽田を一番の飛行機で宮崎へと向かった。

 今回は10人乗りのレンタカーを弟が用意して、弟の運転で行くのだが、主賓となる人が一番の世話役である。

まず行ったところが、西郷隆盛が安政の大獄で追われる月照尼と入水して最後さんだけが引き上げられて助かったという話で蘇生を受けたという漁師の家へといった。

 何ともマニアックなツアーで、まずは訪れないだろうが、近くで子孫の人が店を開いているので、蘇生させたときに使用した器などが展示されていてそれを見たりさせていただいた。

 そしてかご市内へと向かい、西郷隆盛の生家跡や、近所の維新館などを見学した。中では西郷さんと同じ寸法の軍服が展示されて着ることができたのだが、私より一回りも二回りも大きい。

 いやぁ、いい記念である。

11月に日本武道館で、詩吟の合吟大会の出場メンバーになっているのだが、その時の吟題が、西郷南洲作「偶感」である。

 「児孫のために美田を買わず」、という皆さんも一度くらいは聞くいたことがあると思う、有名な漢詩であるが、人が少ない頃を見計らって吟じてみたが、感動ものだったねぇ。

 家の前の甲突川もテレビでウナギを取るシーンも出てくるがここらでおかずを調達したのだろう。

その後は、指宿温泉まで走ったのだが結構な距離で、乗っているだけでも疲れるほどだった。夕方、ようやく指宿のホテル「指宿シーサイドホテル」へ着いた。休憩ののち、念願であった「砂蒸し温泉」である。

昔から知ってはいたが経験するのは初めてで一度は来たかったところである。

 今回は無理に行程に組み入れられたのであるが、サウナ以上に熱くて汗をかき、その後は砂を落として温泉に入るのだが感動ものだった。

さっぱろしたところで食事である。「上杉丸」と書かれた刺身料理が運ばれて一同「オオッ」料理も良かった方でおいしくいただいた。

 おいしくいただいた後は、腹ごなしにカラオケであるが、ホテル内にはそのような施設はなく、ラウンジがあって店のママさんと交渉して2時間ほど飲み放題歌い放題で過ごさせてもらった。

 今夜は、ハロウィンの衣装も用意されており、みんなでそれをかぶったりしてにぎやかに楽しく過ごした。

カラオケ好きな家系である、盛り上がらないわけがない、あっという間に2時間が過ぎてお開きとなって今度は、一部屋に集まってしばらく雑談である。楽しい一日目が終わった。