11月5日(日)、この日は空手を欠席して九段下の武道館へと9時に行き、全国吟剣詩舞道大会に出席してきた。ここ何年かは続けて出ているのだがなかなか結果に結びつかない。全国から大勢のメンバーが参加するのである、簡単にはいかないわな。

 今年は指定吟題の中から鎌倉の稲村ヶ崎を題材にした、「稲叢懐古」(いなむらかいこ)を吟じたのだが、34人で吟じるのである。そうは簡単にはいかない。というか、全国から練習を重ねたメンバーでのコンクールなのである。

 年代も70代80代が多い中、皆さん極度の緊張と朝から水分を取らずにあの武道館の狭い椅子に長いこと座っている環境もあるのだろう。

毎年救急車の出動を見るね。

 今年で49回か、来年は50回、私が詩吟の世界に入ってから45年、ほぼ似たような経歴である。

昔はそれこそ全国から100チームが集まり、一チーム50人のコンクールであの武道館が満杯になっていた。今は一チーム35人で参加団体も41チーム、高齢化を迎えて益々少なくなっていくようで寂しい気もするが、こういうのも残していきたいと思っている。

 詩吟は幕末の志士たちが酔うと刀を抜いて吟じながら自らを鼓舞した印象がある。

なかなかにいい漢詩もあるのだがねぇ。西郷隆盛や桂小五郎、吉田松陰、橋本佐内、高杉晋作、数えればきりがない。

詩を通して彼らに触れるようで、彼らの熱気が伝わってきてわたしらまで燃えてくるものがある・・・

コンクール発表まであとアトラクションが続くのでちぃとでて靖国神社へとお参りに行ってきた。

 ここの本堂脇には桂小五郎などが通っていた、練兵館道場跡の碑がある。

一昨日は宮崎の近くの高校の同窓会で神田で降りたら、お玉が池の千葉道場、玄武館跡を知った。幕末江戸の三大道場である。これだけで血が騒いでくるのである。単純といえば単純か・・・

 これで満足して戻って武道館に戻ると、なんと今の防衛大臣小野寺さんがジャージ姿でランニングしているところにあった。休日でトレーニングというところかね。近くにSPがいて、さすが大臣だ、と思ったね。

 さわやかな秋の一日を過ごさせていただいた。さぁ、全国大会の準備である。

元気に行くかね。