パニック in 阪急京都線… | 京都のバーDDのマスター&メガネニカナウプロデューサー&役者/上杉逸平のなんやかんや…

パニック in 阪急京都線…

京都バーDDうえすたんです

いい季節ですね♪

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大阪にオーディションに向かうべく阪急京都線に乗り込んだ昼下がり


まだテンションを上げることなく携帯をいじる


車内も立ってる人もまばらでみんなが座って思い思いに寝たり本を読んだり携帯を見てたり…


ちょうど高槻と淡路の真ん中辺りにさしかかった頃

俺の隣に座っていた大学生風の男の子が突然身体に電流が走った様に身をのけぞらせて

持っていた荷物を床に放り出しました!


何かの発作かと彼を見ると彼の目はカッと見開き

目線は荷物に注がれています


その目線の先を辿ってみると…

彼のリュックの上をムカデが這っていました

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わぁ(°□°;)!

キャア(」゜□゜)」!

イヤァ(>_<)!

うわぁ(ノ><)ノ!



気づいたお客さん達でたちまち車両はパニックです


彼に「刺された?」と聞くと

『大丈夫です…』と答えましたが

目線はお互いムカデから離せません


「とりあえず床にムカデを、俺が踏むから」

『あ、はい』


彼はリュックを片手でつかんでブンブン


てかムカデってすごいです

ダテに足が一杯あるわけではありません


振っても振っても器用にリュックの表面から床に落ちる事はありません


彼も焦ったのでしょう

だんだん振りが大きくなって

そのまま離れたらどこに飛んでいくのかわからん状態になってきました


更にパニックが広がりそうな気配…

固唾を呑んで見守る他の乗客


「広いとこでやったら?」

『あ、そうですね…』


彼はドアの前のスペースまで移動してリュックを振り


落ちないムカデ

振る
落ちない
振る
落ちない


そこでふと気づきました

「あのさ…」

『はい?』

「その持ってるラケットで叩いたらええんちゃうの?」

『あ、ほんまですね…』


別の袋に入っていたテニスのラケットを出して…

ようやくムカデは床に離れました


見ていた乗客の誰もが

『叩け…!』『踏めっ…!』『ラケットで叩け…!』


心の中で叫んだその時!


何を思ったか彼はラケットを器用に動かしてムカデをドアの隙間にサービスエース


踏まないの(°□°;)


淡路駅に着くまで乗客みんながドアをガン見し続けていたのは言うまでもありません…


大事なラケットやったのね…(;´Д`)ノ。