「トレイン・スタディ」は以前は毎月第3金曜日の22:15ごろから放送しますが、
9月にお伝えいたしました通り、月初めにお伝えする放送予定に沿って放送することとなりました。
本日は都合により23:00からの放送となります。
今回は「北陸新幹線敦賀開業後のきっぷ」について語ります。
1.東京方面(長野経由)については、金沢-東京方面の割引きっぷが敦賀まで延伸
2.大阪方面については、eきっぷやWEB早得が在来線+新幹線になり価格改定
3.名古屋・東京方面(米原乗換など)は紙の往復切符が廃止されネット割導入
4.新幹線きっぷ+在来線特急券のチケットレスが新設
1や2は既存の制度の改正で順当なところですが、大きく変化するのは3と4。
3や4は紙対応しかできなかった「新在乗換割引」をチケットレスにするためには、
何らかの対応をするだろうと言われていただけに、それが実現する形になりました。
a.チケットレスの割引率はeきっぷと大差ないが、WESTERポイント還元率でメリットあり
b.金沢ー敦賀・敦賀ー大阪は割高な半面、小松ー敦賀・敦賀ー京都は安め
c.米原乗換ではEX利用者に対する在来線側のチケットレス割引が大きい
個人的な感想としては…
aは大阪帰省など「関西が目的」「WEB早得が取れなかった」だとポイント狙いで使うかも。
ただ、在来線の乗車券を紙にしたい場合、敦賀での扱いが困難そう…。
bとの兼ね合いもあるが、金沢への戻り時間帯は小松停車が増えたため、小松でIR乗換が多くなるかも。
cの格安さが注目されるものの乗車券込みの価格設定であり、京都・大阪方面へは他の割引の方がよい。
ただ名古屋方面(特に岐阜羽島)を目的地とした場合にはメリットがあるかなという印象。
一周きっぷや長距離きっぷには「eきっぷ」を継続利用かなと。
その一方で、敦賀での乗換実験は失敗に終わり、「紙のきっぷのみ改札フリーにする」等、
何らかの対応が求められそう。
また、紙の割引きっぷが縮小される米原側でも混乱が起きそうです。
そんな北陸新幹線敦賀開業後のきっぷについて語ります。
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