「うえしまクリニック」〜縁の下の整体師〜

「うえしまクリニック」〜縁の下の整体師〜

20年弱、サスペンションとセッティングに明け暮れて、いつの間にやら職人と呼ばれるように。

コンプリートセットアップしてこそクルマは変わります。

2022年9月。フリーランスとして起業しました。
足回り調整屋さんです。



さぁ皆さん。


昨年2023年の年始から始めていたプロジェクトが、いよいよ市販化です。







86/BRZ用【インパクト!✖️うえしまクリニック特注ジール脚】348,000円から(税別)です!


高い!でもその分イイ。


国際サーキットでのレースやサポート経験豊富なインパクト!さん。


愉しい走りでいつでもどこでも安心快適なサスペンション構築が得意なうえしまクリニック。


その2人がより良い疾りの為に全部載せした特注フルオーダー車高調です。


お見せ出来る範囲で細かく見ておきましょう。




2,000ccでも2,400ccでも、86/BRZというのは、


ローダウンしようと思うと、


前足のストローク確保が難しい


後ろ足のアーミング(軌跡)が独特で、素直にストロークさせにくい


というクセを持っています。


ノーマル脚が結構な完成度の脚なので、それを上回るのが難しいのも悩みどころ。


これまで、フロントのストロークが確保出来るダンパーは有名ブランド脚ならばという感じ。


なのでカルめの趣味の方々はそこそこの量販車高調を付けて走りに行く。


そうすると、「実はフロントタイヤが食わないからこそアンダー/オーバーを良く生じる」事に。


突如のオーバーは怖いので、リヤ側の限界向上に飢えて調整式アームや機械式LSD、GTウィングなどの導入を考える流れになっている様子。


フロントが足りないのにリヤを強化するので、タイムは上がれどアンダー/オーバー癖は残ったままという車輌を散見します。





なので今回の脚の命題は、


とにかく前後のサスストロークを確保


それでいて十二分なローダウン量


街乗りから国際コースまで幅広く対応する強腰の減衰


という事で特注フルオーダーでジールさんと協議しながらうえしまがダンパー寸法と減衰を設定しました。


これにより素直で粘り強いハンドリングを確保。


「まず寸法や減衰がスペシャル」です。


そこに、インパクト!さんでのジール脚全てに採用されているSPLダンパーオイルも投入。


これにて『ダンパーの全てがスペシャル』となりました。



そして『環境設定』の方。


インパクト!さんの拘りで導入したのはリヤ側にもスプリングアッパーシート採用のピロアッパー


ボディ取付の為のアッパーマウントブラケットと、スプリングを受けるスプリングアッパーシートを別で設定する事で、


意外な軌跡でストロークする後ろ足の、バネへのフリクションを極小に。


これがリヤ側のトラクション確保と、自然で読み易い乗り心地に寄与します。




リヤロアブラケットのブッシュは、リニアでダイレクト感を保ちつつフリクションを減らしたウレタンブッシュ式。





フロント側には調整式ピロスタビリンクを標準装備。





オプションで現在流行中のハイキャスターピロアッパーマウントも選択可能。




そしてココがジール脚の真骨頂。


左前ストラットは、走行中の緩み防止の為の逆ネジタイプ。


これで「知らぬ間に左前の車高やプレロードが変わってた」という事故を回避。


そして、




スプリングレート

スプリング特性


などはジール製品の中から選択可能となります。ここも特注フルオーダーならでは(オプション)



という訳で、何からなにまでスペシャルな86/BRZ用車高調です。











実は既にZN6.ZN8の2名の方がオーナーとなっており、浜松でセッティングもしました。


うえしまが乗った感想は、


強くてしなやか。そしてとても素直でスムーズ。


良い意味で気配を消してさりげなくドライバーを支える脚となっています。



街乗りの方からサーキットユースの方まで、オススメの1本が出来ました。


特注品ですので納期は1ヶ月から2ヶ月ほどですが、待つ価値はあるかなと思います。


御用命は


インパクト!さん




うえしまクリニック





の、いずれかに御用命ください。


よろしくお願い致します!!


おしまい。