こんなことってあるんですね。

19日に俺が大阪に行くのに、「秋葉原に勤める息子」のところに来たと言って

当時のミス窪川の、神戸の「淑子ちゃん」が来た。

「こんばんわ」と、吉永小百合が来たかと思った。

もちろん年齢が年齢だから顔に皺もあるが「綺麗に年を重ねた」という印象の

女性だ。

「こんなに夜遅くに、どうしたの」

「明日朝帰るから、あんたにあっておこうと思って、19日は私いないから」と。

「電話くれればいいじゃないか」

「奥さま?」

「おおそうだよ」「ハチキン」を紹介した。「東堂です、高校の同級生で、あの頃は

毎日のようにみんなで興津の海辺で遊んだんですよ」「あらぁ、そうですか」

10時に女の二人連れがやって来た。

華やかな女だ。

今日は哲也が来て、帰ったばかりなのに。

「淑子ちゃん」は相当飲む。「スカイツリー」に行ってきたんよ。

「ホテルどこ?」「マイステーズイン浅草橋」「オーバーゼヤ」

二人連れは、ハチキンと話している。

俺たちは、高校の話で盛り上がる。

やがてホテルに帰るという淑子ちゃんを送って行く。すぐそこだけど。

見送るハチキンが店に入った、ミス窪川は腕をそっと組んできた。

これをあのころやらんか。

ホテルの角を曲がらなく真っすぐ左衛門橋通りまで行って、遠回りして

ホテルに。

「もしかしたら……」そんなことはあるはずもない。

店に帰ると女性二人の変わりに、ちがうアベックが。

いつもホルモン焼きの「肉稀組」で会う二人だ。

「もう遅くなるから」と、みんなで亀戸のヤキトリ屋の「チョイチョイ」に。

なんか不思議な夜でした。

 

「もう眠ったかな……」ミス窪川は……・

 

競争心は才能の糧であり羨望は心の毒である

(ヴォルテール フランスの作家 思想家)