働ける時には、いっぱい働いて稼いでください。大谷さんは、人生設計をしっかりされているようで、素晴らしいと思いました。

 「引退後は静かな生活を送りたい」とも言っていました。これも素晴らしいことです!

 私だったら引退後はこうします。

 田舎に住みます。豪邸には住みません。田舎ですから敷地は広いと思います。広いと管理が大変ですが、趣味としてガーデニングがいいと思います(規模は小さいなりに私も田舎暮らしを選びました)。

 子どものために財産は、残さないほうがいいと思います。子どもは都会に出て行くかもしれません。子どもは子どもの人生を生きていけばいいのですから。

 奥さんが困らない程度の財産を残して、残りの莫大な(?)財産は、亡くなる前に遺言を書いておき、誰か(何所か)に寄贈して有意義に使えばいいのです。

 贅沢はしません。中野孝次の「清貧の思想」を忘れないように心がけます。

 「名利(みょうり)に使はれて、閑かなる暇なく、一生を苦しむるこそ、愚かなれ…」

 モノとカネにふりまわされ、明け暮れする人生は本当に幸福なのか…と、本阿弥光悦、西行、兼好、良寛ら先人たちは、その生き方の中に、モノを「放下(ほうげ)」し、風雅に心を遊ばせ、内面の価値を尊ぶ「清貧」を見つけ出そうとしました。

 島津義弘も祖父からこう教えられています。

 「楼の上も はにふの小屋も 住む人の心にこそは 高きいやしき」

 「立派な御殿に住んでいようと、粗末な小屋に住んでいようと、それで人間の価値が決まるのではない。心の有様(ありよう)によってこそ真価が決まるということだ、分かったか義弘」

 義弘は、大坂城など豪華絢爛な城や屋敷をいくつも見ていますが、祖父の教えを守り決して上方の真似はしませんでした。

 午後3時頃、田圃の道を散歩してきました。

 僅か29分、2.2Km、3,065歩の散歩でしたが、途中で腰が痛くなり前のめりになって歩き(お爺さん歩き)、結構キツい散歩になりましたあせる