「宝くじを全部買ったら儲かるか?-実際にアメリカで起きた出来事をみてみると…」 ニッセイ基礎研究所
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=60567?site=nli&utm_source=RHL&utm_medium=email


これは、生命保険・損害保険の商品自体を、数学を駆使して計算して作る、アクチュアリーと呼ばれる資格・仕事の方が書いたものである(何せニッセイ=日本生命の研究所)。

 

つまり、ロト7の全パターンを購入すると、30億円8,864万円かかる。

 

その結果、賞金をいくらもらえるかを計算したものである。

 

『すると、13億6,920万6,900円となる。つまり、約30.9億円支払って、約13.7億円受け取る。17億円以上も損失が発生してしまう。』

『キャリーオーバーで、1等当せん金額が10億円になっていた場合はどうか。受取額は約17.7億円となるが、それでも13億円以上の損失となる。』


結果、ロト7の期待値は、約44%~57%

100万円分購入すれば、キャリーオーバー時でも、平均57万円で戻ってくる結果となる。

 

余談であるが、アクチュアリーは保険を作る人なので、その内部やカラクリをしっかりわかっている。

 

そのアクチュアリーは、貯蓄を目的として、終身保険・養老保険に入ることはまずない。(除:会社の「踏み絵」としての契約)


いかに「顧客の支払う営業保険料は、付加保険料と純保険料に分かれ、純保険料における貯蓄保険料に回る営業保険料の割合が少ないか」を深く理解しているかという結果である(当たり前だが)