https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/otonanswer/life/otonanswer-192715
大型犬と小型犬の平均寿命について書かれた記事
小型犬より大型犬の方が寿命が短いことや犬種によってかかりやすい病気もある為その差に違いが出ることも知ってる
注目すべきは平均寿命が伸びるということはシニア世代が増えるということ
人間も平均寿命が伸びたせいで高齢化が進んだ
高齢化が進むと高齢者中心の社会となり、子育て世代が暮らしにくくなり、少子化が進み人口が減っていき最終的には人類の滅亡につながる
という話はさておき
長生きする事が良いことなのかどうか時々考えることがある
個人的には自然に長生きする子はいいと思うけど、人工的に必要以上に長生きさせたいと思っていない
自分自身がそうだから
動物は死にたいという欲望はないから辛くても本能的に最期まで生きようとする
でも、シニアになって自分では何もできなくなって毎日嫌な薬や痛い治療をしてまで人間の力で延命させることは人間のエゴなんじゃないかと時々思う
人間なら動けなくなった自分を介護してくれる人に対して感謝するかもしれないけど
動物ってどうなんだろう?
例えば犬は飼い主の為に生きようとするから辛くても痛くても飼い主が喜ぶなら我慢して何とかがんばろうとするんじゃないだろうか
それが苦しみを長引かせてるだけなんじゃないかと思ってしまう事もある
カツオの時もパティの時も頑張ることで数年生きるか生きないかの話なら頑張れといいたかったけど、頑張って数日数時間のために頑張らせるのは自分がその子と一緒にいたいだけで、苦しみを与え続けるだけならもう頑張らなくていいよって思った
犬にとっては自分の死が近づいた時、ただ飼い主に側にいて欲しいだけなのに、何度も病院に連れて行かれて痛いことや苦しいことされて、家に帰っても好きなものがもらえずお散歩にも出してもらえずどんどん苦しくなって
なんで大好きなパパとママは急に自分をこんなに苦しめるようになったんだろう…
自分が何か悪いことしたのかな…
って思ったりしないのかな
保護犬をお世話してた時に、カフェに出てた子が心臓が悪くなって運動させると悪化するかもしれないからカフェには出さないでゲージに入れっぱなしにしてくださいと獣医師の指示があってそうなった子がいます
結局最後はスタッフが看取ってくれたんですが、もしその子がゲージの中でひっそりと亡くなってたらその子は幸せだったんだろうか
獣医師はその子を少しでも長く生かしてあげるために医師として運動制限をさせる選択をしたんだけど
その子は繁殖犬として、ずっと苦しい思いをしてきてようやく開放されて自由に動けるようになって、スタッフやお客様から愛されて他のわんこと毎日遊んで楽しい時間を過ごしていたのに
突如大好きな人とも会えなくなって、遊ばしてもらえなくなってまた狭いゲージにいれられて、出してもらえる時は口に薬を無理やり突っ込まれて…
どうして…?って思わなかったのかなって
運動制限をしたところでいつどうなるかわからないなら、いっそカフェでふれあい中に命を落としたとしても大好きな人をたちに囲まれて、最期の瞬間まで楽しい時間を過ごしていられた方が自分の犬生は楽しかったって思いながら逝けるんじゃないかってその時は思った
保護されてきてみんなカフェにでられるわけじゃなくて、結局シェルターで命を落とす子も少なくない
この子はここへ来て幸せだったんだろうかと思った事も多々ある
どんな選択をしても人間がその子の為に選択したならちゃんとその子には伝わってると思いたいし後悔は犬のためにも自分のためにもよくないと思う
ただ
シニアの犬が増えるということはそれだけ多くの選択肢をし続けないといけないし、それだけ思い悩む飼い主も増えるんだろう
沢山の生と死を見てきた自分だからそんな時心の支えになれるような存在になりたいし、支え合い助け合えるそんな場所を作りたいと思った
うちの子達ももうみんなシニアだからいつどうなってもおかしくないけど自分の幸せの為に愛する子の苦しみを長引かせることはしたくないと常々思っている
いろんな考えがあるけど、最終的に判断を下せるのは動物ではなくて飼い主だ
動物を飼うと言うことはそう言うことだ