"ダブル・ファンタジー展"
かの有名な《天井の絵》を体感せんと、
ソニーミュージアムへ。
ジョン・レノン、オノ・ヨーコ共に、
特にファンという訳でもないのだけど、
階段を上った先、虫眼鏡で見る"YES"に私が何を感じるか知りたくて訪れました。
…が!
古い作品のせいか実際に触れることは叶わず、
パネル越しの実物の横に、
ジョンが上る様子をヨーコが眺める映像が流れるのみ。
(二人の出会いのきっかけとされる展示のひとつだが、この映像はそのはるか後、ふたりが夫婦になってからのもの)
ちょっとしょんぼりしながら見て回ると、
至る所に、
ヨーコの作品を見てジョンがどう感じたか、
ジョンの在り方にヨーコが何を感じたか、
ということが本人達の言葉で書いてあって、
ここは現代アートに触れようとして来る場所ではなかったと気付く。
とは言え、
感じることはたくさんありまして、、
いくつか作品を見たことはあったけれど、
ジョン・レノンが有名過ぎて、
その付属物的な認識しか持っていなかったオノ・ヨーコ。
フェミニズムの先駆けの現代美術家に対して、
ずっと歳若いはずの女性が持つにはかなり失礼で無知な認識だけど、
それを改めたくて行った部分もあるので悪しからず。
結果、
有名過ぎるが故に周囲を巻き込んで愛し合わざるを得なかったただの才能豊かで感じやすい男女、
という印象に変わりました。
《ベッド・イン》を見て、
何故かボニー&クライドを思い出したり。
締めくくりは、
参加型の作品《Wish Tree(願かけの木)》
七夕みたいに木と短冊が置かれていて、
好きなメッセージを残して下さい、というもの。
そういえば、
2018年に森美術館に展示されていた
オノ・ヨーコの参加型インスタレーション《色を加えるペインティング(難民船)》
にも何かを書き残したけど忘れてしまった。
今回は写真に収めたので忘れることはなさそう。
この美術展もたくさんグッズ展開されていたけど、
物はあまり増やしたくないので基本買いません。
でもこういう、
残してくるタイプのお土産はとてもいい。
(いやまあ、お土産じゃなくてアートなんでしょうけどね)
今日はふたりが出会った日だったそうで、
ステッカー貰いました。
かわいい。どこに貼ろうか。