私は涙が止まらない。なぜこのような事件が後を絶たないのか。政治の貧困はもちろんのことである。もしかしたら加害者が一番の政治の被害者なのかもしれないのだ。
24歳で定時制高校。近所の人の話ではいじめにあって引きこもってしまったという。
このような若者に安易に「負け組」のレッテルを貼り再挑戦の機会すら与えず、
セーフティネットにすら引っかからない、いやそのセーフティネットですら「自己責任」の言葉、
安倍政権による「福祉切り捨て」で平気で見殺しにしようとしている。
セーフティネットもない再チャレンジの仕組みすらない日本でどうやったら彼のような若者が「一億総活躍時代」の一翼を担うことができるというのか。
一見幸せそうに見えた一家が彼のような若者の憎悪の矛先になってしまったのは大変不幸なことであるし、必然だったともいえる。私に言わせればこの一家も安倍政権の被害者なのだ!本当の敵を見誤ってはいけない。
そして結局、安倍政権も高いところから見下しているだけであろう「所詮庶民の共食いだ」「数が減った分移民で補充すればいい」「国民の不満はこういう犯罪を犯した者の裁判員の感情を考慮した極刑で対処」。それがどのような命がけの生存社会を生み出すか高みにいる人たちにはわからないだろう、アジア系の移民と日本の庶民を同一視した結果、日本人と違う社会で生きてきた人間は金のために上のほうにも牙をむくという事を知らねばならない。
「日本人の心」という金の卵を産む鶏の腹を利益のために切り開いてしまった。
そのツケを安倍政権はいずれ支払わなければならない時期が来ることだろう。
イラストは今年度初めごろに起きた釧路の通り魔殺人をもとにしています。
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