上野倫理法人会の広報担当・三村真佑美です。
本日の講話者は(株)ケント 代表取締役の山崎清教さん。
「父と子」
というテーマでお話して下さりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150825/11/uenorinrin/98/b1/j/t02200165_0800060013406052757.jpg?caw=800)
倫理法人会入会前は、自然・動物・子供があまり好きではない、感情を表に出さないアイスマンだった山崎さん。
その下には、「父との確執」がありました。
大正14年に生まれ、青春時代を戦争真っ只中で過ごした山崎さんの父親。
戦後は国鉄マンとして働いた父親ですが、青春時代の山崎さんに父親との思い出はなし。
ポマードのにおいがキツく、時間にうるさいというイメージしかありませんでした。
母親が亡くなった時も、「どうして母親が父親よりも先に亡くなってしまったのだろう」という思いが湧き上がってきたそうです。
退職後の父親は、戦争の話ばかりを色々な人にするようになりました。
時には、速達を届けに来た郵便配達人にまですることも。
その様子を見た山崎さんは「他人にまで戦争話をするのはやめてくれ」と頼み込んだそうです。
ある日、山崎さんのもとに一本の電話がかかってきます。
それは、法政大学の社会学部の先生からの電話でした。
「以前、お父様に戦時中の絵日誌を見せていただいたのですが、もう一度拝見できませんか?」
認知症のため施設に入所していた父親の代わりに、荷物を整理すると、200枚以上の絵日誌のほか、実弾、軍刀の使い方、飛行機の設計図など2000点近い戦争関連の品々が出てきたのです。
それを見て、大学の先生ほか、立川教育委員会やテレビ局まで取材に来ました。
その上、立川教育委員会からは「寄贈してほしい」という依頼まで来たのです。
自分では判断できないため、施設を訪ね、父親に寄贈していいか確認したところ、父親は急にわんわん泣き始めました。
子供の前で涙なんて見せない父親の泣く姿に驚くと同時に、その瞬間、山崎さんは気づいたのです。
父親は自分に平和の大切さを感じてほしいと思い、これだけの品々を残してくれたのだ、ということを。
山崎さんは、父の遺品を全て寄贈。
知っているつもりで、父親のことを全然知らなかったことに気づいたそうです。
どんな親でも必ず子に伝えたいメッセージがあるのですよね。
山崎さん、素敵な講和をありがとうございました!
次回の講話は、(株)Beコンサルティング 代表取締役の長谷部信道さんが「七転び八起き」というテーマでお話しして下さります。
お聞きになりたい方は、9/1(火)AM7:00~8:00にホテルパークサイド上野にて無料で開催しております。
ぜひ、遊びにいらして下さいね♪
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