このブログは情報を集めながら常時更新していきます。
(最終更新2025.11.17)

リーンレプリカと佐久間達次氏について情報をお持ちの方はコメントをいただけると嬉しいです。

時間がたっていても問題はないです。

「私も持っているよ!」みたいなコメントも大歓迎です。


2000年以前のマイナーな情報は本当にネットで検索しても出てこないですね。

とりあえず、現在までに不器用な私が集めた断片的な資料や情報をこのブログに集めておくことから始めようと思います。



ブランド名:REEN Replica
販売所所在地:千葉県市川市
販売者:佐久間達次
発売期間:1976年2月から1978年+(或いは1983年+?)
生産中止の理由:不明
生産数:各車種1000台程度?

材質:ホワイトメタルもしくはアンチモニー(書籍にはどちらかで記載されている)

スケール:基本は1/43
ラインナップ:6車種+バリエーション
No.1      ダットサン14型(1976年2月・2000円)
No.2      トヨペットSA(1976年9月・3000円)
No.3       日産70型セダン(1977年1月・3000円)
No.4       ダットサン211(1977年8月・3000円)
No.5      トヨペット・コロナST-10(1978年1月・3000円)
No.641
 日産390バス(1983年9月もしくは1978年5月・3000円)


No.5のトヨペット・コロナST-10にはノーマルタイプのほかに消防指揮車2種、警察車両(名古屋丸栄限定品)1種、タクシー1種のバリエーションが存在する。
No.641の日産390バスには都営バス・国鉄バスなど(4種?)のカラーバリエーションがある。

ちなみにNo.641の由来は1/64という話もあるが出展を忘れたので参考まで。

なお、正式なNO.6は「日産オースチンA40サマーセット」の予定だったようで試作まではされていたようだ。

佐久間達次


生年:????年
没年:1993年?月
趣味:タイヤメーカーの宣伝用灰皿の蒐集
自動車メーカーが作るシガレットケースの蒐集
ダブルデッカーバスのミニカー蒐集
所属:JMAC
親族:佐久間宣匠

友人:中島一成、石川祐昭?

 

 

<資料1から資料13>

資料1:ミニチュアカー考古学

1996年8月。

創業前夜のことが詳しく書いてある非常に参考になる資料。

また、未発売のNO.6 日産オースチンA40サマーセットの試作品の写真が掲載されている。

 

 

資料2:ミニカー(1955年~1998年国産ミニカーマニュアル)

1998年。

佐久間氏の名前を間違えている!

 

 

 

資料3:日本車ミニカーの世界

2003年5月10日。

存在していましたよ程度に取り上げている

 

 

資料4:ミニチュアカー考古学(完璧版!)

2002年。

基本的な内容は初期版と同じで、情報的には劣化

 

 

資料5:魅惑のミニチュアカー8000台

1978年。

4番目までがリストとして掲載されている

 

 

資料6:モデルカーコレクション

1998年(1985年刊「魅惑のモデルカーコレクション」)

これも完全ではないリストが掲載されている。材質アンチモニー(A)の記載がある。(消防指揮車が無い)

 

 

資料7:日本のミニカー

1977年。

表紙にトヨペットSAが使用されている。目次にも記載があり、カラーページでNO.1からNO.3までが写真掲載されている。ミニカー年表にスタート年が記載されている。メーカー紹介で3行ながらも住所等を含めた記載があり、カラー写真が無かったNO.4がモノクロ写真で紹介されている。

 

 

資料8:ミニカーマガジン1994.10(創刊号)
佐久間氏について比較的に詳しく書かれており、この時点では既に亡くなられていることがわかる。材質がアンチモニーとなっている。

 

 

資料9:ミニチュアカー1978.5

ミニチュアカー 考古学では1983年発売とされているバスの製品情報がなぜがその5年前に発行された本誌に掲載されている。

資料10:model cars21  (1994年4月 カー・マガジン増刊)

佐久間氏の遺産であるシガレットケースの特集があり、その記事の中で「昨年他界された」とある。

資料11:Mini CarCollection 中島登  

1980年。

バスの製造が1977とある。材質はホワイトメタルとして紹介されている。

消防車としてコロナの名古屋消防署仕様が掲載されているが、これはモノクロでの掲載のため、色やプリントがわかりにくくなってしまっている。

資料12:ミニカーマガジン2004年7月号など

連載記事「私の思い出の車たち」筆者の中島一成氏は「ミニチュアカー考古学」でリーンレプリカと佐久間達次氏について書いており、また、「Model Cars 21」1994年4月号のシガレットケースのコレクション記事にもかかわっている人物である。

記事中にリーンレプリカについてそれほど細かく書いてあるわけではないのだが、古い車とそのミニカーについて語る時に時代の空白のようなものが存在しているようで、その穴埋めのためにリーンレプリカや佐久間氏のコレクションであるシガレットケースからモデルが選ばれているようである。8月号には 「日本でミニカーが作られるようになったのは1960年ころからだが、50年代までの車がミニカーとして生産されることはなかった。続々と出てくる新車の製品化にミニカーメーカーは忙しかったのだろう」とある。

なるほど、佐久間達次氏が製品化されていないミニカーを作りたかった理由はこのあたりにあるのかもしれない。

当時の人にとってはぜひとも欲しい思い出のミニカーだったのだろう。

資料13:ミニチュア・カー Vol.100 1976年12月号

古い資料ともなると対談などを探すのも絶望的だが、1976年のミニチュアカー100号記念に佐久間達次氏の顔写真とコメントが掲載されていた。

なかなかいいことを言っていると思う。