個人的な評価★★★
☆☆☆
客観的な価値★☆☆☆☆
☆☆


「ミニチュアカー」は株式会社可堂玩具内のNMCC(日本・ミニチュア・カー・クラブ)発行のミニカー専門誌。
1968年2月創刊で1994年8月に通巻310号で廃刊となった。


1985年(3/17-9/16)は日本で国際科学技術博覧会が行われた。
つまり、通称「つくば万博」の開催年である。

あの頃の日本は絶頂期と言える繁栄を誇っており、ファミコンのスーパーマリオブラザーズが発売されたのもこの年の9月である。

この時期に子供だった人には、つくば万博というのはとても強く記憶に残っているイベントなのではないだろうか。

あの頃の盛り上がりを知っている人と40代未満の人の間では、今日大阪で始まった大阪万博に対する評価は肯定的であっても否定的であっても、ずいぶんと違っているのではないかと思う。
さらに言うならば1970年の「こんちには~」の大阪万博も経験している人にとってはなおさらだろう。

私はつくば万博に家族旅行で海に行った翌日に行った。

日焼けでヒリヒリして死にそうだったが、それでも楽しかった思い出ばかりが残っている。
帰りがけに振り返り、あの巨大なテレビ「ジャンボトロン(縦25m横40m)」でファミコンのゲームが出来たらさぞかし楽しいだろうと思ったのを記憶している。
今は昔と違ってあまりにもいろいろなものが普通に手に入りすぎて、こういったイベントに対する期待や感動が明らかに昔ほどではないのはそういうこともあるのかもしれない。
当時は展示して欲しいものや見に行きたいものなど、無理やり用意などしなくてもはいて捨てるほどあったのだ。

今回の万博についてネットやニュースなどで見聞きしていると、なんだか内容以前のところが多くて残念に思う。

 

 

さて、この号の表紙はつくば万博で活躍した連節バスのミニカーである。
継ぎ目がアコーディオンみたいで、これが機能的であったかはよくわからないが、当時の子供であれば「WAO!」と言ったに違いない。
道路交通法で認められていなかったものを万博開催時に特例として認めたらしく、会期後は使われなくなったといういわくつきのバス(のミニカー)である。

今どこでも見ないのはどうもそういうことである。

 

トミカ瓦版では先日アップしたダンディのDJ11が新製品として紹介されている。
既にDF11で販売されたものが「装いも新たに」新発売されたとあり、どこが「新た」なのかという説明で「タイヤがゴム製になった」とある。
え!マジ!気が付かなかった!!!

HOTHOT下のイケダの広告に「当店入荷のミニカーについては、当店にて毎月発行のミニカーニュースの購読をおすすめします」とある。
これ、ミニカーマガジンの前身でしょうかね?

NEWMODELに新製品としてダイヤペットの「ニューカローラⅡ」が紹介されている。
ちなみに小沢健二の「カローラⅡにのって」は10年後の1995年の歌。


今月のミニカークイズの賞品はコーギーのバットマンカーだ!
問題は「ダイヤペットのニューモデル「G1」の車名は何でしょう?」
ヒントはNEWMODEL欄にあるぞ!小沢健二のあれだ!

あの頃に帰って応募せねば!

 

 

 

 

miniature car  Vol.199(1985年5月号)
表紙:ロングトミカL4  ボルボ・富士重工連節バス


発行人 村井岱一郎
発効所 NMCC


CONTENTS
●メルセデス・ベンツ190E・・・P2
●MINI情報・・・P3
●トミカ瓦版(NO. 66)・・・P5
●HOTHOTレポート・・・P8
●NEWMODEL・・・P9
●パーキング・・・P10
●コレクターズポスト・・・P11
●編集室・ミニカークイズ・・・P12


 

 

 

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