Minicar.magazine 1997.12(vol.39)

個人的な評価★★★★★☆☆
客観的な価値★☆☆☆☆☆☆

ミニカーマガジン（雑誌）は1994年10月号から2021年7月号（通算322号）まで発刊されたミニカーの専門誌である。

特集は「野球盤」で一世を風靡し、ブロック崩しなどのテレビゲームが懐かしいエポック社のミニカーブランド「MTECH」の話。
私はこの時期にはまだミニカーを集めていなかったため全く何の感傷も無いのだが、ミニカーを集めだす少し前に三鷹の古いおもちゃ屋さんでMTECHのプリウスを見つけて買ったということがあった。
まあ、あの時はミニカーというよりも、おまけのアトムの人形が気になって買ってしまったのだが。
私がミニカーを集め始めたころにはMTECHは既に絶版していたブランドであるが、書籍・雑誌を見ていると当時のミニカーファンの期待の大きかったことは十分に伝わってくる。

特集文中に中島登氏が著書「日本のミニカー」内で記した一文があり、改めて見ると実に良いことが書いてあったと思う。
「もしミニカーが実車を縮小して再現するだけのものだとしたら、どうしてミニカーは実車の持つ感動以上のものを人々に与えられるだろうか」
古いミニカーが好きな私には実に共感できる言葉である。

川上氏のミニカー雑記帳では相変わらずレアなミニカーを興味を引き付ける魔法の文章で取り上げている。

Jカーアラカルトにて「日本のミニカーの歴史には2つのヤマがある」とし、一つは74年代からスタートした「建設車ブーム」、もう一つが77年代からの「スーパーカーブーム」であるとしている。
どちらもハマりだすとキリがない沼である。

写真レポート：東京モーターショーでは、ショーで展示された車の写真に並んで、そのミニカーの写真が並んで掲載されている。
私はモーターショーには興味は無いが、こうして写真で実車とミニカーを比較して観られるのは面白いと思う。

ピカチュー、ピカピカで大変だった月の話。

Minicar.magazine 1997.12(vol.39)
表紙：京商「ランチア・ストラトス HF ストリート　　08131R」

発行人　池田直治
編集人　矢嶋悟
発効所　ミニカーショップ　イケダ

CONTENTS
●特集：国産ミニカーの新しい時代「MTECHを楽しもう」（榎　憲昭）・・・P4
●連載エッセイ・ミニカー雑記帳（第27回）「BLOOKLIN MODELS　1/43　タッカー48トルペード」（川上完）・・・P12
●連載：Jカー・ア・ラ・カルト（第13回）「一台のミニカーが歴史を変えた」（川端昭男）・・・P14
●ニューモデルギャラリー・・・P16
●エムエム・ニュース・・・P19
●先月のミニカー入荷一覧　マンスリーリスト・・・P20
●写真レポート：東京モーターショー・・・P23
●新製品紹介コーナー　NEW RELEASES・・・P26
●フリーウェイ（ミニカー交換コーナー）・・・Ｐ29

＜1997年12月の出来事＞from wiki
12月1日 - 地球温暖化防止京都会議開幕[11]。
12月7日 - 介護保険法公布。
12月10日
山陽自動車道の神戸JCT - 山口JCT間が全線開通。中国自動車道とのダブルネットワークが完成し、関西 - 下関・九州間の移動では山陽自動車道・中国自動車道の双方の高速道路が利用可能となった。
トヨタ自動車、世界初の量産ハイブリッド専用車「プリウス」を発売。
12月11日 - 地球温暖化防止京都会議にて京都議定書が採択される。
12月16日 - この日テレビ東京および系列各局で放送されたテレビアニメ『ポケットモンスター』第38話を視聴した多数の人が光過敏性発作等を発し病院に搬送される。
→詳細は「ポケモンショック」を参照
12月17日 - 介護保険法制定。
12月18日
東京湾アクアライン開通[11]。
大阪港トランスポートシステムテクノポート線大阪港駅 - コスモスクエア駅間と、同ニュートラムテクノポート線コスモスクエア駅 - トレードセンター前駅間が開通[注 1]。
12月20日 - 伊丹十三（俳優、映画監督）が、事務所のビルから飛び降り自殺。
12月23日 - 丸荘証券が自己破産申請。
12月25日 - トヨタ自動車、「ハリアー」を発売。
12月27日 - 新進党が両院議員総会で解党を決定。
12月31日 - X JAPANが東京ドームにて解散コンサート「THE LAST LIVE〜最後の夜〜」を行い、同日に紅白歌合戦出演を最後に解散。

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