個人的な評価★★☆☆☆☆☆
客観的な価値★★☆☆☆☆☆



「ケミカルウォッシュ」
シーボーズやエレキングのようなマダラの模様が特徴的な「ケミカルウォッシュ」は、1980年代から1990年代初頭にかけて大流行した。
それはもう、バブル期の最高にイケてるファッションであった。

製造光景をテレビで見たことがあるが、どこか遠く、異国の地で、象の鼻のようなホースの先から亜光速で噴射される砂の粒のようなものを、出来たての素晴らしいジーンズに吹きかけ、わざと擦り傷を作ることで不思議なまだらの柄を描き出すという魔法のような光景だった。

20世紀最後の年(2000年)に仕事の関係でたまに出入りしていたコールセンターに「ケミカルウォッシュ」と呼ばれた男がいた。
単に「ケミカルウォッシュ」のジーンズを好んではいているというだけのことだった。
かつてあれほど繁栄を誇ったケミカルウォッシュ文明も21世紀を待たずに滅び、彼こそがその最後の生き残りであったのだ。
そんな彼をコールセンターの女の子たちは侮・・・、敬意をこめて「ケミカルウォッシュ」と呼んでいたのだ。
しかし、本人に呼びかけるときはなぜか普通に名前で呼んでいた。

「女の子って怖いな」と心の底から思った。

 

 

「ケミカルウォッシュ」
ああ、なんと心地よい響きの言葉であろうか・・・
「毛ミカルウォッシュ」、「ケッ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケ、ケミカルウォッシュ」、「ケーミカルウォーーーッシュッ、シュッ、シュッ、シュッ、シュッ」

・・・。

さて、ちょっと小洒落た喫茶店に行けばレトロな置物の一つくらいは置いてある。
これはそんな類のもの。

何処かのお土産だろうか?

これはたしか上野のホビーオフで買ったと思う。


わざとらしい「汚れ」と「TT」的なワイパーが特徴的である。

 

 

 

 

 

 

関連するカテゴリー(不力)

https://ameblo.jp/uenopandasan/theme-10118328314.html