個人的な評価★★★★★★☆
客観的な価値★★★★★★★


古き良きミニカーメーカーTekno社は、デンマークのコペンハーゲンにあった。
#819のワーゲンは1959年に1stモデルが発売され、1962年に2ndモデルがリリース。
以降1972年までの間発売された。

製造時期などにより、ボディカラー、ホイール、ウィンドカラー、ベースプレートなど、細かいところに違いがあり、ただでさえ高価な値が付くモデルでありながら、レアな物はさらに値打ちが付くこともあるようだ。

しかしながら、このモデルがどの程度の価値のものかは私にはよくわからない。

これは溝の口にあったミニカー屋さん「Mコレクション」で購入した。
購入したのは「Mコレクション」最後の日である。

Ⅿコレクションの店主は知り合いから引き継いだミニカーを販売していたので、店主自身が詳細についてあまり詳しくないミニカーも多く扱っていたようである。
本人は「自分はミニカー素人なんで」みたいなことを言っていたが、さすがに素人なわけはない。

お店が当時の私の自宅からは遠かったということもあり、足を運ぶのは数か月に一度であったが、ある日足を運んでミニカーを眺めていると「もう閉めるんだよねー」と唐突に話しかけられた。

時間閉店には早いと思い「ハッ」として「どういうことですか?」聞くと、もう3週間ほどで店じまいとのこと。
インターネットの普及による圧力は、やはりかなり深刻だったようだ。
もはや店の家賃を払うのが結構厳しいというようなことを言っていたような気がする。
さらに、店舗販売と並行して行っていたネットでの販売継続についても「考えていない」というのだ。

このお店は大きなお店ではなかったが、いくつか気になるミニカーがあったため、お金がたまったらちょっとづつ買うようにしていた。

私にはどうしようもない話だ。

閉店して販売継続も考えていないということなので、思い切って一つだけに絞って、高くて手を出せなかったミニカーの値段交渉をしてみることにした。
それがこのテクノのワーゲンになる。

このお店にはテクノのワーゲンがいくつかあったが、その中で一個だけ妙に高かったものがこれで、半額にしても普通くらいの金額になるという、謎な扱いになっていた。

なぜ高いのかは店主にはよくわからないということだったと思う。

 

店主とは
・最終日に来ること
・最終日までこれが売れ残っていること
を条件に、
・半額
の交渉を行った。

テクノのミニカーはワーゲンを集めるものとしての最終到達点の一つであったので、いろんな意味で記念となる一品と言える。

本体のレトロ感もさることながら、箱の絵がいいんですよね、これ。

 

 

 

 

 

 

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