個人的な評価★★★★★★★
客観的な価値★★★★☆☆☆
ランチァストラトス・・・
名前の響きが素晴らしい車だ。
しかし、コレクションはしていない。
昔は写真の現像屋さんが町のそこら中にあったが、それはデジカメ(機能)の流通とともにあっという間に姿を消した。
「絵を描く」というのは見たものを記録し他人に伝えるために始まったことなのではないだろうかと思う。
それを考えれば画家(特に肖像画家)というのは写真が出てきた時に無用の長物となり姿を消していてもおかしくないわけだが、そこは「表現」や「芸術性」というものがあるから無くなったりしないのだろう。
長い時間の中でその行為が目的によって分岐し、そして進化したと考えることもできる。
最近のプラモデルやミニカーは私が子供のころに比べれば、当時では想像ができないくらいにリアルになった。
昔のミニカーはギミックや材質の都合があるとはいえ、実に造形が大雑把だった。
今の精巧さは過去のものと比べればそれこそ子供の描く絵と写真くらいの差がある。
テレビゲームもそうだ。
昭和ファミコン時代は操作して遊ぶことがメインであったが、今は映像が重視されて、大きなタイトルになればなるほどファミコン時代の素朴さに戻ることは難しい。
私はWizardryのようなゲームが好きであったが、ああいったものは本当に少なくなった。
そうそう、ミニカーの話だった。
マルシンミニスターシリーズのランチァストラトス。
おそらく1978年から1980年頃の製造だろう。
マルシンはモデルガンのメーカーとして現在も彩の国にある。
天井のボタンを押すとエンジンフードが開くという粋な仕掛けもあるが・・・
このミニカーの特徴は何と言っても前面のライトだ。
やりすぎ感も吹き飛ばす勢いで、トイストーリーのリトル・グリーン・メンを連想させる。
一度これを見たらもうおわりだ。
買う以外の選択肢はない。
現在の市場価格は2000円~8000円だよ。
さあ。
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