2019年9月、私のblog記事によれば夫の叔父宅の片付けで、叔母側親族(=夫の親族)の御位牌問題が浮上。


当時は病院から退院した叔父の介護ベッドを入れるべく、叔父宅の片付け掃除に奮闘中。(それから2年後に叔父死去とは、当時は思いもせず)


夫の両親はキリスト教なので、引き取っていた夫の父の両親(=夫の祖父母)が亡くなった時に、ご先祖様の御位牌や仏壇を処分。


御位牌を燃えるゴミで処分しようとしていたのを見つけた夫の叔母が、さすがにそれはないと自宅に引き取り、自分で仏壇も購入したという経緯。


叔母も特養に入り、叔父も自分のご先祖様の神棚(神道)があり、となると叔母方の御仏壇や御位牌は叔父にとっては不要という事で、御位牌三柱を我が家に持ち帰ったのが2019年9月の出来事でした。


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当初私も、御位牌や仏壇を燃えるゴミで処分と聞いた時には驚いたものでしたが(キリスト教にとってはどうという事もないのでしょう)、自分の手に御位牌三柱が任されたとなると、どうして叔母さん持ち帰ってしまったの!?と思ったりもしました。


ネットで位牌の魂抜き費用の相場を検索すると、

『魂抜き・お性根抜きのお布施の相場は、1~5万円くらい

お気持ちが決められない場合は、

お布施3万円プラスお車料(5千円)=合計3万5千円

というところが無難』との事。


となると、三柱ある場合はおいくら?

近所のお寺さんで、魂抜き一柱の費用をお聞きしても、お気持ち=一柱2万円くらいの感触。


改めて叔母さん~、どうして持ち帰った!?

そのまま夫の両親が処分していればと、不謹慎ながら思ってしまったよ。


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この時は夫の従妹が、老人ホームに入る母(別の夫の叔母)に持たせるのでウチで引き取りますと、めでたく解決。


めでたし、めでたし。


だったのですが、数日前にその従妹さんから連絡あり。


以前引き取った御位牌三柱を、叔母の葬儀の時に一緒に棺に入れて火葬しても構わないか?という問い合わせ。

従妹さんのご主人実家が、また別の宗教なのだそう。


個人的にはどうぞどうぞと言いたいが、葬式会社社長さんに聞いてみた。


叔母は神道葬儀になるので、出来ない事はないが望ましくはない。

(そうですよね)


ならば、叔母の葬儀費用に組み込んで葬儀会社の方から真言宗のお寺に供養してもらいます、とのありがたい提案。

葬儀費用としてなら、御位牌供養費用は叔母の遺産から出せるのです。


という事で、無事に収まるところに収まりました。

ちなみに御位牌は、夫の曾祖父母と戦後すぐに亡くなった夫の伯母だそう。


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夫の両親のキリスト教では位牌のように形に残るものは遺影くらいなので、引き継ぐ人も楽だと感じています。


仏壇も位牌も処分する人の経済負担が大きい事もありえます。

我が家が3柱の魂抜きだのを近くのお寺さんに依頼していたら、7万~10万円くらい掛かっていたと思います。


仏壇は、叔父逝去で家の片付け時に叔父の遺産から葬儀会社に処分依頼。


という経験を経て、私の両親にも仏壇や位牌は不要と了解を得ています。