心が還る場所~ただし、“正しい街”には帰れない(^o^)~ | 損愚図

心が還る場所~ただし、“正しい街”には帰れない(^o^)~



新曲「How Sweet」で期待に違わぬ大活躍、個人的には大満足のハニ、GUCCIグローバル・ブランドアンバサダーのハニももちろん悪くはないが、やはり私はこっちかな



青春じゃん(^o^)最高じゃん!
あれれスリムじゃん🤩 髪切ったじゃん

♪♪カントリーガ~~~~ル♪♪♪君の目の中で夕焼けが燃えるぅう

カントリーガール君の微笑みは草原の匂いがするぅう

♪♪好きぃだよ~~~♪♪♪

まぁシチュエーション的には草原の匂いではなく潮の香りつー塩梅ですが(^o^)

えっ?なんで今頃谷山浩子さんの不朽の名曲「カントリーガール」なのかって?

ちなみに今回のブログのサブタイトルは椎名林檎さんの「正しい街」と谷山さんの「猫の森には帰れない」を重ねただけの期待に違わぬ薄っぺらさで(^o^) で、どーゆー訳か「カントリーガール」の話題です

一応辛うじて首の皮一枚で中島みゆき記事放置プレイ、but関連ネタ扱いで強引に中島さんから入ると←無茶苦茶&サイテー 

私にはリベンジしたいことが山のようにあります




 その中のひとつが中島みゆき×谷山浩子さん共演の夜会『ウインターガーデン』を映像作品でいいので今一度ちゃんと理解しながら心行くまで味わいたい 実に私は抽選に当たり生でこの天才歌姫お二人の夢のようなステージを体験済みなのですが、当時はお二人競演の有り難みやらお二人への理解力やら何より愛が足らず消化不良も甚だしくでそれなりに舞い上がってもいたのだろうけど私には手に負えない強者表現者によるお前ごときにこれが理解できるかぁあの洗礼を浴びた気分だったのです 昔、ボブ・ディランを初めて観に行った愛知県体育館には一緒に来日したトム・ペティ&ハートブレイカーズの姿もあったのですが彼等がステージに現れた時には早く引っ込め!はよディランを
出せ!などと心で叫んだものでしたが(^o^) 後にトム・ペティ大好き!と、成り果てた私はなかなか来日しないことで有名な彼の結果最後(多分2度目)の来日ステージを眼に確かに焼き付けることが出来なかった 激しく後悔しています ただ、あの日ハートブレイカーズで歌われた「So You Want To Be A Rock & Roll Star 」はとてもかっこよく魅了された記憶が微かに有りはしますが……

♪♪愛がないって…そういうことだわ♪♪上田知華さんのフレーズで!

同様に愛も理解もない私は過去2回観た谷山浩子さんのライブも猫に小判の謗りは免れません(^o^) 天才理解は遠き道のり!容易くないのですよ!

そんな私の谷山浩子愛、理解のなさを証明するかのような今回の「カントリーガール」ミステリー(まぁ谷山浩子さん好きにはミステリーでも何でもなく周知の常識であり、またその話かよ!などと、うんざりでしょうけど(^o^))

話は私のパクりネタの宝庫のひとり、スージー鈴木さんが仲良しのマキタスポーツさん等とやられてる先日の配信番組『ザ・カセットテープ・ミュージック』の中で

知られてないけどいい曲“アンノウン歌謡”のひとつとして谷山浩子さんの「カントリーガール」を取り上げたらしいのですが、谷山浩子さん御本人がこれに反応 以下はそのやり取り

 
谷山浩子
@taniyama_
「ザ・カセットテープ・ミュージック」5/26オンエア回でスージー鈴木さんが「カントリーガール」を紹介してくださったそうで遅ればせながらTverで見ました。泣けると言う男性二人の間で河村舞さんが「こんなクズ男の歌をなんで歌うんだ」と怒ってるのが面白かったり、マキタスポーツさんの「谷山浩子さんは知ってるけどこの歌は知らない」が地味に嬉しかったり。「歌は知ってるけど歌手は(作者は)知らない」に慣れすぎている身としては


谷山浩子
@taniyama_
·
5月28日
ひゃー河村唯さんでした!ごめんなさい!
谷山浩子
@taniyama_
·
5月28日
老眼のせい


 スージー鈴木【硬式】新刊『サブカルサラリーマンになろう~人生をよくばる108の方法』3/29発売
@suziegroove
·
5月28日
何とご本人!ありがとうございます。1980年、校内暴力に声を潜めていた中2のとき、FM大阪で聴いて、なけなしのお小遣いでシングル盤を買いました。恥ずかしながらカントリーガールの似顔絵を想像で書いたことも!マキタとうめ子になりかわり御礼申し上げます。
#カセットテープミュージック


 
谷山浩子
@taniyama_
·
5月28日
返信先: 
@suziegroove
さん
こちらこそありがとうございます!想像で描いた似顔絵を想像しています。かわいいです




私のような谷山浩子ミーハーには「カントリーガール」は彼女の代表曲のひとつにしてパンピー(一般ピープル)的にも広く認知ありとの楽曲認識がありアンノウン歌謡扱いは意外でしたが(昭和マストゴーオンだからね(^o^))

問題はここから

その「カントリーガール」を名曲だなあ~などと、ぼんやり知っていたに過ぎない私は内容をちゃんと理解していなかったみたいで、実は「カントリーガール」は3番までではなく、4番まであったとゆー事実を初めて知りました まぁ実際には3番までの歌が広く流布されてるようで中には私のように知らない人もいるかもしれませんが しかしながら既発のアルバムの中にもカラオケの中にもフルサイズ収録は普通にあるようで幻とゆーわけでもなく谷山浩子さん好きには常識でしょうね 私はちょいとビックリしました(^o^) まぁあろうことかこの歌が悲劇の歌だったっけ?などと今頃言ってる時点で3番も4番もないのですが(^o^)

それでは4番で悲劇が大どんでん返しの、さながらミステリーの如く?ハッピーエンディングになる(とも限らないらしいけど(^o^))「カントリーガール」をどうぞ!(出来ればご存知だろうけど何しろ名曲なのでYouTubeでじっくり聴いて味わってみてね、自力でね(^o^))





 
谷山浩子
@taniyama_
ちなみにカントリーガールは4番まであったのですがシングルは3番まで。元々の設定は、素朴な女の子を新鮮に感じたタバコ男が友人(密かに彼女を好きだが言えない)に相談して「あの子なら手紙がいいかも」「手紙なんて書けねー代筆タノム」「OK(自分の本心を書きまくり)」→タバコ男、手紙を渡すも やっぱり自分にはこの子は無理と悟り去る→シラノくん登場「僕がここにいるよ」という古典的少女マンガでした。シラノくんとうまくいったとまでは言ってないので「僕がここに!」「きゃー変な人がー」で振られた可能性もありますが 



谷山浩子
@taniyama_
·
5月28日
お客さんの考えた設定で「タバコ男が親友のシラノを応援するためにあえて悪役を買って出た」というのもありました。この歌は言葉が足りないためかいろんな説が飛び交って楽しいことになってます


天才は面白いのである!(^o^)

何も知らなかった私には実に楽しい楽しいひとときでした(^o^)


おまけですが昨年こんなライブがあったのか?谷山さんが「道標」を歌ったのか!知らなかった………私が見たくて観たくてたまらなくなるライブとはつまりはこーゆーライブなんだよね


 


遊佐未森/MimoriYusa
@mimori_yusa
·
2023年9月16日
昨日は谷山浩子さんの『猫森集会』にゲスト出演!4年越しに実現してステキな、そしてこころから爽快なひと時となりました。
「アリス」「パセリパセリ」など12曲歌わせていただいて、共作した「向日葵とわたし」も🌻
わたしの「道標」を谷山さんが歌ってくださって胸いっぱい。
ありがとうございました




 そうそう大昔、漫画家松田洋子さんに興味を持ったのがこの切れ味だったっけ 思い出したこの持ち味



松田洋子
@matuda
下のは甘利氏がお金もらった報道の時に描いた似顔絵だけど、金小僧らしくお金をあげてる報道が出てました。

セリフは「やろうかぁやろうかぁ」じゃなく「はい、これ」だったらしいですが。
LIFE!でやってたネタっぽい気軽さ

車で手渡し 甘利氏からの100万円




 
松田洋子
@matuda
甘利経済再生相が何かに似てるってずっと考えてて「どろろ」に出てきた妖怪、金小僧だとやっと思いだしたのでざっくり似顔絵を貼っておきます



さて、ブログのタイトルは

正しい街には帰れないですから…………

椎名林檎さんのニューアルバムが巷で話題のようですね


スージー鈴木さん、松田洋子さん、と並ぶ私のパクりの宝庫、屋台骨、三本柱といえば

ニュジちゃん、オザケン、宇多田ヒカル、ずとまよ(ずっと真夜中でいいのに)佐野元春、「二人セゾン」………でお馴染み


ニュジおじボスこと、宇野維正さん、

ニュジちゃん!ニュジちゃん!大騒ぎでキチ〇イ犯罪者レベルで語られることも多いらしい氏ですが(たとえばミュージシャンで文筆家の西寺郷太さんが宇野さんの見苦しい惨状を見てNewJeans好きを公にはひた隠しにするようになったりとか)(^o^) しかしながら音楽映画ジャーナリストとして当たり前ですが立派なお仕事もされてます

以下は丸パクり興味のある方はどうぞ


 宇野維正
@uno_kore
·
1時間
椎名林檎、ニューアルバム。宇多田ヒカル、AI、のっち、もも、Daoko、新しい学校のリーダーズ、中嶋イッキュウとの共演及び新規全共演曲の音源&MV、アリーナツアー、怒涛の発表です。インタビュー(というか会話)をもとにしたライナーノーツを執筆しました。ここで読めます


 『放生会』
オフィシャル・ライナーノーツ

1998年のデビュー記念日からちょうど26年目となる2024年5月27日に発表、その翌々日の29日にサプライズリリースされる『放生会(読み:ほうじょうや)』は、椎名林檎にとって5年ぶりのアルバム。2019年5月27日にリリースされた前作『三毒史』では男性ゲスト陣とのデュエットが偶数曲に配置されていたが、まるでそれと対になるように、今回の『放生会』には女性ゲスト陣とのデュエットが奇数曲に配置されている。そして、宮本浩次、櫻井敦司、トータス松本ら、椎名林檎としてデビューする前から一人のリスナーとしてその音楽に触れてきたアーティストとの競演を果たした『三毒史』とは一転、『放生会』に参加したアーティストの多くはデビューする前から椎名林檎の音楽に一人のリスナーとして触れてきた世代だ。

「『三毒史』でデュエットいただいたお相手はみなさん異性。さらに過半数のかたが自分にとって先輩でした。『放生会』の大きな違いの一つは、私が比較的脱力しているということです。今回は自分よりお若い方に、より奔放に表現していただくべく書いてゆきました。子育て世代には子育て世代の、現役世代には現役世代の、それぞれのミッションがあると思うのですが、世代を超えて共闘したかったんです」

ギターをたずさえて真ん中にいる黒猫をたくさんの猫娘たちが囲んでいる、まるで幸運を呼び込もうとしているような賑やかなアートワークからも、そんな本作の溌剌としてリラックスしたムードが伝わってくる。まずは7人(組)のゲストとの楽曲についての椎名林檎の証言を紹介していこう。

「亡くなった人や動物に対して必ずしも永遠の別れを告げる必要はないと私は思っており、1曲目の『ちりぬるを』ではその隠された呪詛を描きたかったんです。なので、弔いの場では忌み言葉とされているような語句も敢えて使っているのですが、それを私が一人で歌うとグロテスクなものになってしまうんじゃないかと。そこで、中嶋イッキュウさんの持つ清潔さ、誰にも侵せない神秘性を拝借しました」

「AIさんは『最終宣告』を初めて聴いたときから大好きで、はやくご一緒したかった。他の皆さんをシャムやマンチカンとするなら、今回AIさんには同じ猫科でもサバンナを駆ける野生動物として存在していただきたくなった。また母親としての子供への視線というのも欲しくて、当てずっぽうではありながら、AIさんの持つ母性と野性のイメージへお書きしたのが『生者の行進』です」

「のっちには本当にこの20年くらい、事あるごとにアプローチし続けて来ました。私のプログラムを聴いてくださっていると伺っていたものの、私のほうがよほどあきらかにしつこくしてきている。もうちょっとプロっぽいことを言いたいんですけど、今回ようやく『初KO勝ち』でご一緒いただけて、ただただしあわせです。ご本人の几帳面で職人的なお仕事ぶりもかっこよかったです」

「ベスト盤(『ニュートンの林檎』)の時は、どうして『浪漫と算盤』のような曲を(宇多田)ヒカルちゃんに書いたのかご理解いただきづらかったんじゃないかと気になっていました。彼女の透明さ、無欲さ、お若い頃から達観していらした、あの空気や水のような存在感がないと説得力が生まれないものを書いてみたくて。つまり、派手なフックがないものを残したかった。今回『放生会』の真ん中の曲としてなら意義を感じ取っていただけるのかも」

「新しい学校のリーダーズはヒイズミ(マサユ機)くんが手がけている曲を中心に、近年聴かせていただくようになり、メンバーみなさんのファンに。今回の『ドラ1独走』のボーカルはSUZUKAさんお一人で、エレキギターを中心に据えたアンサンブルに、あくまでバンドのボーカリストとして存在してもらうべく書いております。MVでは、全員のパフォーマンスをご覧いただけます」

「Daokoさんにはリミックス盤(『百薬の長』)や昨年のツアー(『椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常』)の映像にも参加していただきました。満を持しての書き下ろしとなると、力み過ぎて自分がおかしくなっちゃう不安も。それで『余裕の凱旋』では、私の知る限り最も力の抜けたDaokoさんの側面を記録いたしました。ツンとおすましDaokoさんも魅力的ですが、おとぼけドジっ子Daokoさんも拝聴してみたくて」

「初めてももさんをライブで拝見したとき、紅白歌合戦の大トリみたいだと思いました。彼女のあの度胸、底抜けに明るい諦観のようなものへ憧れましたし、次の瞬間にはどんな曲がいちばんお似合いになるか頭を抱え始めていました。今回の『ほぼ水の泡』はその初期衝動を思い出して書いた気がします。ももさんを始め今回ご参加いただいたみなさん、私の信仰する猫のようにしなやかです。三分間だけでも共に生きられて、光栄です」

今回のアルバム『放生会』のもう一つの大きなトピックは、昨年のツアー『椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常』にも参加していたドラムの石若駿とベースの鳥越啓介が全楽曲の基礎を司るメンバーとして固定されていて、既発曲の一部もその新しいリズム隊によって再レコーディングされていることだ。この二人のビートがもたらしたバンド全体のアンサンブルのリフレッシュ感は、アルバムとしての統一感に寄与しているだけでなく、これまでの椎名林檎のアルバムと比較しても、かつてないほどの陽性な勢い、生の躍動感を生み出している。

「ツアー(『椎名林檎と彼奴等と知る諸行無常』)のリハーサルで、石若くんと鳥越くんがいてくれることによって、恥ずかしい若書きの自作曲にさえ全然違うアプローチが思い浮かんで来ました。彼らを始め、いつもお供くださる演奏家は、揃いも揃って手練れです。でも、技術をみせびらかすだけじゃつまらない。音楽を具現化した生き物のような皆さんだからこそ、簡単で、単純で、バカみたいなことを一緒にやっていただくわけです。音楽屋という役割の重みと軽み、面白みをまた新たに思い知るツアーでした。今回のアルバムも、そこからの自然な流れのなかで作られました」

 アルバムタイトルの『放生会』は、インドに起源をもつ宗教儀式で、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める祭のこと。日本では「どんたく」や「祇園山笠」と並ぶ博多の三大祭の一つとしても知られている。

「とにかくあらゆるものを手放さないまま生きる人々を描き切りたかった。『ちりぬるを』で描かれたような、予告なく死ぬ身近な者に対して、『さらば純情』で描かれたような、若かりし日の美徳に対して、一切合切諦めない人間が密かに抱く信念を、見てみたくて。それらもすべてやっぱり“三毒”といえば“三毒”です。つまり、今の世の中のムードからしたら真っ向からのアンチテーゼですよね。今回お酒をモチーフにした曲が多いのもーー私はあまり飲まないのですがーー不謹慎、不道徳の象徴として手伝ってもらっているつもりです」

「ちりぬるを」(offering sake)のファンキーなビートで威勢よく幕を開け、途中何度も絶頂を迎えながら、「ほぼ水の泡」(cheers beer)の狂躁で大団円を迎えるアルバム『放生会』。その時代に逆行するかのような景気のいいアルバムの根底に流れる不謹慎で不道徳な企みをダメ押しするかのように、アルバムのサプライズリリースと同時に発表されたもう一つの大きなサプライズ、秋冬アリーナツアー日程と場所は、当地の特産品、例えば福井公演は越前かにの解禁日に合わせたものだという(!)。

<宇野維正>