またもや号外!アイドルの呪縛~シン・ニュジとニジュ | 損愚図

またもや号外!アイドルの呪縛~シン・ニュジとニジュ

すでに号外記事を書いたものの、あまりの個人的感動と余韻がとてつもなく(^o^)まさかの号外続編です(^o^)昨年の最後の最後に大感激!大感動!唸りまくったのが紅白YOASOBI「アイドル」超絶豪華パフォーマンス!あれは正しく一昨年のえりぃ(千葉恵里AKB48)&齊藤京子(日向坂46)同時期センター抜擢に始まって以来、ニュジちゃん(NewJeans)へと繋がる、狂い咲き!いい年こいてまさかのアイドルマイブームの極めて個人的な大団円だった ♪幸せな結末~~♪♪ 私的号外も出たし(^o^) なにしろ紅白が終わるやいなや記事を書き始めましたからね 除夜の鐘も初詣も何処吹く風と、CDTV年越しSPを見ながら(^o^) いつものように狂人的大袈裟に言ってあれは
舞台は紅白、かつてない規模で実質その年を代表するNo.1楽曲のたった一回のテレビ初披露(国内)その「アイドル」の名の元に今をときめく国内外の大人気トップアイドル達
 
ano
櫻坂46
JO1
Stray Kids
SEVENTEEN
NiziU
NewJeans
乃木坂46
BE:FIRST
MISAMO
LE SSERAFIM
橋本環奈
アバンギャルディ
REAL AKIBA BOYZ
が結集する豪華絢爛な饗宴、紅白史上、アイドル史に残る前代未聞!空前!…にして絶後かはわからないけど(^o^) 大事件だった!奇跡の一夜だった 我々はとんでもないものを目撃したのだ(^o^)←まーくん調べ
だからの号外続編です(^o^) これは語らずにはいられない(^o^)語らしてください←懇願
尤も当初は期待してなかったんですよ 悪しきニュジおじとしてはニュジちゃんのスペシャル枠パフォーマンスは期待外れだったし、どうせニュジちゃんのコラボ参加も大したことはないだろうと……ところがギッチョンチョン!ドッカ~~~~~ン!!!!!!!
オープニングからして度肝を抜かれました
謎の制服おかっぱ集団?アバンギャルディ?情弱で
若者に理解のない私は知りませんでしたが、今、絶賛世界で闘うダンスグループだそうで、貴方も一目見てコイツらタダ者じゃないと圧倒されたでしょう?ほら、白状なさい(^o^)
ネットにこんな呟きが
 すげぇわ 個性消して全体で個性出してる
それ!今時の集団アイドルの闇(病み)とか概念とやらをわずかなオープニング~序盤の時間の中、舞いで表現し尽くす\(^o^)/ 確かに凄かったんだよ!ヤラレタ!
実は新年早々の朝のワイドショーで彼女達が渡辺真知子さんの「かもめが翔んだ日」を踊ってるのを目撃 話は全く関係ないけど霜降り明星の音楽トーク番組(好きでよく見てます)に渡辺真知子さんが出演されててテレビ画面から唾が飛んできそうな勢いで中島みゆきさんの「二雙の舟」LOVEを熱苦しく思い入れたっぷりに語っておられました なんでも一昨年、45執念シングルとして発売されたのだとか  
 
渡辺真知子、中島みゆきの『夜会』に出演し「還暦過ぎて別世界を知った。気づいたら恋をしていました
よりによって「二雙の舟」に恋か(^o^)すげ~ウケた(^o^)
佐野元春さんの「ロックンロールナイト」カバーシングルを発売したNOWHERE並の物凄さ(^o^) やはり“二雙の舟おじさん”の私は聴いてみたいなと思いました 私なら紅白に呼びますね(^o^) フルコーラス歌ってもらいます、8分超だけど(^o^) なんならみゆきさんも御一緒に 番組であれだけ熱く語ってたのに歌われなかったけど(^o^)尺がね(^o^)
せいや!歌わせいや!!(^o^) 「アイドル」に戻ります
で、美味しい美味しいワンコーラス目最初のサビを乃木坂ちゃんと韓国男性アイドルグループが!SEVENTEENかな?(すいません典型的な悪しきニュジおじなので誰が誰かもグループ名も超人気だとゆー事実以外さっぱりわかりません、特に男性アイドルグループ)乃木坂ちゃんの「アイドル選抜」センターは山下美月と賀喜遥香 大いに納得\(^o^)/問題は次の楽曲ダークサイドを舞い歌ったのが
ニジュ(NiziU)
♪♪はいはいあの子は特別です
我々はハナからおまけです
お星様の引き立て役Bです
全てがあの子のお陰なわけない…………♪♪
悪魔でイメージだけど櫻坂が歌ったらそのまんまだし(^o^)優遇厚遇、特別扱いのニュジちゃんが歌ったらスゲー嫌味だし(^o^) 私の中では本来ならハッピーオーラでイメージがそぐわないニジュちゃん起用は逆に正解だったかも ギャップ萌えもあり表情にしろ振り付けにしろ見事に闇が表現されてたように思う 悪人笑顔とか(^o^) やはりマコちゃん表現力サイコー\(^o^)/だって「アイドル」ニジュ選抜のセンターが私の一推し、リーダーのマコちゃんだよ(^o^)しかも(向かって)右隣にミイヒちゃんの姿が 私がずーっと好きで名前がわかるたった2名だよ(^o^) マコちゃんは昔の明石家紅白で一人で踊ってた動きを見て、ミイヒちゃんはテレビ音楽番組でのパフォーマンスを見て来た中でファンになりました もちろんかわいいあるいは美しいル
ックスも大好きです で、ニジュちゃん理解度、ほぼナッシングの私は知らなかったのですが、マコちゃんは歌もダンスもオーディション1位だったんですね
そりゃ道理で光はもちろん闇をやらせても最高だわ\(^o^)/
闇ゾーンをくぐり抜けた後に影から光へ解放されたかのようにぶち上がる美味しい美味しいサビをニュジちゃんが\(^o^)/私も自分のブログで勝手に重ねてしまった
誰もが信じ崇めてるまさに最強で無敵のアイドル
弱点なんて見当たらない一番星を宿してる
 
宇野維正
@uno_kore
·
8分
NHKホールにいるのYOASOBI「アイドル」で踊るためだけだったんかい!(さっきの客入れ出演パートは収録)
そんな声もありましたが(^o^)
もちろんニュジちゃんの収録パフォーマンスよりもニュジちゃん目当てだった私の紅白ハイライトYOASOBI「アイドル」の中のハイライトがこれ 「全部かわいいハニちゃん!」と、ミンジに言わしめる(^o^)ハニセンター、ミンジ、ダニエルはやってくれました\(^o^)/ 
 ルセラ       BE:FIRST
  Ayase     あの カンナ
    乃木坂  MISAMO  櫻坂
NiziU スキズ ニュジ  セブチ JO1
      ikura
最前列でAyaseさんの前、ikulaさんのすぐ横の紛れもない特等席に立ち自分で最強最高の一番星と歌い躍る優遇厚遇特別扱いの彼女達………お陰でこの年末は名前も顔も売れたけど敵も数多作っちゃたよね 実はここ数ヵ月ニュジちゃんをテレビウオッチする中でどうにも猫娘ヘリンの存在が大きくなり今じゃスマホ画像の多くを占有する有り様だったりするのだが、やはりハニはエース、ニュジちゃんNo.1を証明する年末でした 極めて個人的に(^o^) 嗚呼、でもヘリンはピュアに本当にかわいいんだよ ハニはあざとかわいいの権化(^o^) もちろん最強ヘイン、ほぼ日本人?(^o^)ミンジ、嫁にするなら間違いなくダニエル、←オチではないガチ!絶対センター5人は最高最強究極完璧無敵のアイドルでした(^o^)
で、間奏で櫻坂、ルセラ、ちょいと刺激の強い、いけない(^o^)MISAMOお姉さま登場(^o^)
そして大きな話題としては私は詳しくは知らなかったのですが、地下アイドルとして活動していた司会の橋本環奈さんとano(あのちゃん)が登場してikuraさんを挟み天国と地獄と呼ばれた地下アイドル時代の決めポーズをしてましたね 天国(橋本)と地獄(あの)頂上決戦(^o^) リアルタイムではすっかり失念してましたが、橋本さんの方の写真は確かに評判でしたね そうか……地下アイドルまでネタにし網羅してたか(^o^) やはりアイドル総まとめだったようで極めて優れものの演出だったんだと感じる次第 もちろん故に主役のYOASOBIの姿があまり映らなかった観れなかったとゆー主役脇役本末転倒どっちが引き立て役Bだよ?の声は多いみたいだけど、そこは紅白、お祭りだからね そもそもYOASOBIのお二人は本望!シテヤッタリ!達成感があ
ったと思いますね Ayaseさんに悔いがあるとしたら猫娘ヘリンがそこにいなかったことかな?(^o^) NewJeansお兄さんの彼はヘリン推しらしいから(^o^) Ayaseさん、よ~~く分かってるなあ(^o^)
さあ、これでアイドルも一段落かな?と、思いきや新年早々に今年最初に唸らされたのがやはりアイドルだった!恐るべし!アイドルの呪縛(^o^) もっとも正確には……
あっ関係ないけどアイドルネタ以外に年頭からブッ飛んだのが桂文珍の創作落語「メディアの海」毎年楽しみに見ているNHK東西笑いの殿堂 いやーオンタイムに攻めてますな
とにかくおもろい!大爆笑\(^o^)/ 文珍、天才ですね!
 
ここまで長すぎる号外を書いて引っ込みがつかなくなった(^o^)
新年開けたらまたアイドルかよ!!とはこのことです 唸りました
 
NHK大阪放送局
@nhk_osaka_JOBK
『アイドル誕生 輝け昭和歌謡』
[NHK BS]で放送!
【出演】
宇野祥平(阿久悠)
宮沢氷魚(都倉俊一)
三浦誠己(酒井政利)
吉柳咲良(山口百恵)
萩原聖人(岡田薫)ほか
【脚本】
児島秀樹・吉田照幸
これは見逃しがあれば再放送時に必見です おそらくは内容の素晴らしさからいずれ地上波再放送があるとにらんでます 私は紅白YOASOBI「アイドル」パフォーマンス同様に大したことないだろうと、なめて、ながら見をしていたのですが気づいたら途中からですが 真剣に見いってました 筒美京平さんが吉田拓郎さんの登場に危機感を抱いたのは有名な話ですが、阿久さんは?まぁ実際には松本隆さん、秋元康さんの名前も挙がるんでしょうけど……いやー実に面白いドラマでした 途中からだったので録画を見直したいと思います
以下はネットの声をパクりました あっニュジおじボス(宇野さん)も見ていた模様(^o^)中森明菜本を出したばかりのスージー鈴木さんと年頭から明菜のことを呟くニュジおじボス……明菜復活は今年のミュージックシーンのポイントのひとつかもね
スージー鈴木【硬式】:新刊『中森明菜の音楽1982-1991』(辰巳出版)12/12発売
@suziegroove
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1月2日
予定通り放映されれば、これは必見です。昨年CATV経由のBS4Kで見ました。阿久悠ものの一つの基準は、その後の音楽シーンの変化への暗喩として「勝手にシンドバッド」が出てくるかどうか→【特集ドラマ】アイドル誕生 輝け昭和歌謡[字]
 スージー鈴木【硬式】:新刊『中森明菜の音楽1982-1991』(辰巳出版)12/12発売さんがリポスト
@suziegroove
·
23時間
深田太郎(阿久悠の息子)「アナーキーやRCサクセションを聴いたときは、父に話せたんですが、サザンだけは話せなかったんです。なんだか父の仕事を脅かすような存在だと、子供心に思ったんでしょうね」
#アイドル誕生
 COMPLETELY CHARMING!
@cdsol_1075
·
1月2日
多羅尾伴内やゴダールのパロディ、引用をしていた阿久悠が、今度はサザンにパロディにされるという皮肉…
 #アイドル誕生
 
 ありきたりな女🍩🐇🌊
@honey5sherry
·
1月2日
紅白のYOASOBIのアイドルの演出を観た直後に、あの舞台に出ている現役の人たちも、我々のような今の多くの視聴者も生まれる前に、かつてアイドルという概念と先駆けの方々が生まれた瞬間にこんな歴史があったんですね、と思うと日本のアイドル文化って壮絶なものがありますね…
#アイドル誕生
morinao
@morinaojapan
·
1月4日
録画してあった『アイドル誕生 輝け昭和歌謡』を観る。
阿久悠と都倉俊一の役者は雰囲気も似てたし、以前の日テレ『阿久悠物語』より全然上。面白くて懐かしくて、とても良かった。
百恵役はちょっと力不足だったけど、“あなたが望むなら”って歌い出したときがこのドラマで一番ドキッとしたなぁ。
 
ヒノッチ
@hinocchi
·
1月2日
阿久悠には決して百恵は手に入れられなかったという書き方だけど、要するに百恵は男たちの消費財にはなれないってことなんだ。
 
Hajime T
@hagetakax
·
1月4日
正月にNHKで放送されたドラマ『アイドル誕生 輝け昭和歌謡』。あまちゃんの吉田照幸氏が演出してるから面白いとは思ってたけど、予想を越える傑作だった。70年代、山口百恵、ピンクレディらを次々と生み出した阿久悠VS酒井政利のライバル物語がまるで戦国大河ドラマみたい。再放送されたら、ぜひ見て。
 はな、うらない
@solflonot
「この物語は事実をもとにしたフィクションです」
一番最後のテロップがこんなに効果的だと思ったのは初めてでした。
フィクションとして見たら本当に面白いドラマでした。特に都倉俊一が山口百恵作品のプロジェクトから外れた時、どんな気持ちだったのだろうかとふと思ったりして。
 はな、うらない
@solflonot
·
1月2日
この番組で一番のリアルだったのは #桜田淳子 かと。あとは #酒井政利 も外観的にはかなり近い印象だったような。
今回は最初1分の録画失敗してしまったのと、途中のニューステロップも入ってしまったので、是非再放送されるのを希望
 
はな、うらない
@solflonot
「(阿久と)酒井との歌は実現しなかった」
このテロップはフィクションならでは。
実際には郷ひろみの曲でヒットも出してるし、南沙織復帰作「ファンレター」とか。
レコ大は76年~78年阿久悠連覇で完全勝利みたいな印象ですが翌79年が酒井作品「魅せられて」も大きなポイントかと。
 
宇野維正
@uno_kore
·
1月1日
新年早々、中森明菜がApple Musicで自作プレイリストを公開
 宇野維正
@uno_kore
·
3時間
元旦の挨拶回りの道中、クルマで流してきたけど、中森明菜が音楽の霊性のようなものを強く信じている人であること、流れはグチャグチャだけどそれ故にヘヴィな音楽リスナー(特にK-POPクラシックへの愛着)であることがよくわかる
 宇野維正
@uno_kore
·
16時間
中森明菜が米津玄師を選曲してるの面白いし、なんなら明菜に曲を書いてほしい

また、個人的には昨年の最大のキーワードだったニュジちゃんと「アイドル」(YOASOBI)の番組が早速あります
本日夜のNHKスペシャルです
ついに、あの女性、ニュジボスが姿を現します!!!
 
NHK紅白歌合戦
@nhk_kouhaku
⚡関連番組情報⚡
#NHKスペシャル
世界に響く歌~日韓POPS新時代~
1月7日(日)21:15放送決定‼
#NHK紅白 出演の2組を特集🔍
📎#YOASOBI
#アイドル 世界的ヒットの舞台裏を密着取材
📌#NewJeans
プロデューサー #ミン・ヒジン 独占インタビュー
J-POPとK-POP
――両者の歴史と躍進の秘密に迫ります
番組のポイントは
私は長年秋元康の手のひらの上でずーっと踊らされてきたわけですが、あっ、今も多少踊ってます えりぃとか僕青とか乃木坂日向坂で 今はミンヒジンとゆー韓国の敏腕美魔女(^o^)プロデューサーの手のひらの上で踊らされまくってます(^o^) 言わずと知れたニュジちゃんのボスですね ニュジちゃん達のパフォーマンスもあるのかなあ
まぁインタビューは必見\(^o^)/
おまけで何年か前にたまたま紅白記事をネットで見て嗚呼、自分に近い感覚で記事を書いてるなあ…などと勝手にシンパシーを感じて以来、例年紅白記事を丸々パクったり参考にしているスージー鈴木さんの記事を自分の関心のあるところだけパクってみました(^o^) YOASOBIに関しては演出が音楽に勝ってしまったと嘆いてます(^o^)この人が良いなあと思う点は紅白がもう好きで好きでたまらないってところですかね スージーさんの紅白短評とスージーさんの選ぶ2023年レコード大賞?ベスト10をどうぞ!
 【「紅白」短評】2人の「いくた」(生田絵梨花・幾田りら)と寺尾聰のバンドサウンドに魅了された理由(スージー鈴木)
 
新しい学校のリーダーズ『オトナブルー』でスタート。SUZUKAという人の異常に高い「芸能運動神経」を感じた。
 エレファントカシマシ『俺たちの明日』では、後半、観客席を駆けずり回りながら、それでも音程がブレない宮本浩次の「音程怪獣」ぶりを確かめた。前向きなパフォーマンスは、忙しい紅白の中の清涼剤だった。
 
さだまさし『秋桜(コスモス)』は、ピアノ(倉田信雄)のイントロにしびれた。さだまさし両国中継は定番にすればいい。個人的に次回は、私が生まれて初めて買ったシングルである『案山子』をお願いしたい。
 特別企画「ディズニー100周年スペシャルメドレー」は、正直油断していたのだが、生田絵梨花『ウィッシュ~この願い~』に度肝を抜かれた。
一昨年の2月19日に放送されたBS-TBS『Sound Inn S』で、彼女によるピアノ弾き語りのエルトン・ジョン『Your Song』を聴いて、その素晴らしさにたいそう驚いたのだが、『ウィッシュ』の歌は「新妻聖子2世」への道を進んでいることを確信させるものだった。「ハマいく」での「芸能IQ」の高いパフォーマンスもよかった。大きく羽ばたいてほしいと思う。というわけで、今回勝手に選ぶMVPの1人目は生田絵梨花。
 そんな中、思わぬところからMVPが登場した。寺尾聰『ルビーの指環』は完全生演奏。メンバーはキーボード:井上鑑、ギター:今剛、ベース:高水健司、ドラムス:山木秀夫という、音楽ファン的にいえば「神布陣」。ちなみに井上と今は、『ルビーの指環』の原曲にも参加している。
間奏で、一瞬、井上鑑と今剛のセッションのようになったところ(原曲にはないパート)にゾクゾクした。これぞ「生歌・生演奏・生放送」の「3生紅白」の醍醐味。というわけで、勝手に選ぶMVPの2人目、いや2組目は「寺尾聰バンド」に
 そして今回、最大の見どころは、YOASOBI『アイドル』の圧巻のパフォーマンス。日本(と韓国)を代表するアイドルクループが出てきて、アイドルを批評する歌詞に乗せて、一糸乱れない(=カルグンム)踊りを見せつける演出は、二重三重にもメタ。
というわけで、YOASOBIのikura(幾田りら)にも勝手にMVPを差し上げたいが、たださすがに演出が音楽に勝り過ぎた気もした。純粋にボーカリストとしての彼女の力量に惹かれている身とすれば、今回よりも2021年紅白の、あの感動的な『群青』の方を推したい。
まとめると2023年紅白のMVPは、2人の「いくた」と「寺尾聰バンド」に。さぁ、次の紅白まで、あと366日(今年はうるう年)。あぁ、もう待ち遠しい。
スージー鈴木2023年ランキング (私的レコ大?(^o^))
 1位:Vaundy 『replica』(レコード大賞)
 音の気持ちよさの解読はこちらに。過去の音楽的遺産をリスペクトしながら(昨今の音楽シーンにいちばん足りない点)、コピー(レプリカ)ではなく、自分なりの創意工夫を詰め込みながら、それでも頭でっかちにならず、劇的に気持ちいい音作りを成し遂げた23歳は、まさに今年のシーンの最先端だった。
 2位:マカロニえんぴつ『愛の波』(アルバム賞)
 『大人の涙』をアルバム大賞に。バンド全員でワチャワチャしながら作ったであろう彼らの音は、とにかく仕掛けが多く、とにかく楽しくて、まったく飽きない。「バンド冬の時代」という向かい風にすっくと立ちはだかった4人組。
 3位:米津玄師『地球儀』(歌唱賞)
 事前情報が全くない中、映画『君たちはどう生きるか』を初日初回に観て、この「声怪獣」ぶりを聴いたときの感動は一生忘れない。この艶(つや)っぽい声は、今や日本音楽シーンの宝。
 4位:YOASOBI『アイドル』(話題賞)
 文句なしの話題賞。英語版も素晴らしい。今年の紅白いちばんの注目。この超難曲を生歌でどう歌いこなすか。この公式ライブ映像で予習を。
 5位:羊文学『more than words』
 スリーピースバンドがBTSの循環コード・ディスコ曲をカバーしたような新鮮な音。とにかくかっこいい。MVに映る塩塚モエカの表情は実に今年的。
 6位:NewJeans『Ditto』(編曲賞)
 薄味サウンドに驚く。抑制的なビートにコードが薄く鳴るだけ。サビでは音がさらにシンプルに。Jポップの真逆の音が韓国から。
 7位:星野源『生命体』
 今年屈指の気持ちいいグルーヴ。個人的にはPSY・S(サイズ)を想起した。今年の紅白でいちばん生演奏で見たい曲。
 8位:ちゃんみな『命日』
 新しい学校のリーダーズ『オトナブルー』同様の「昭和40年代後半歌謡」。爆発的なMVで加点。
 9位:Mrs. GREEN APPLE『ケセラセラ』
 溢れ出る音楽的アイデアはまさにクイーンのよう。乱暴に言えば、Jポップの一定割合はつまるところクイーンだと思う。
 10位:宇多田ヒカル『Gold ~また逢う日まで~』
 私たちは、宇多田ヒカルが40歳となった日本を生きている。あの天才少女が今、西新宿に飛翔するMVに深く感じ入った。