抵抗勢力に明日はない

連日の予算委員会の審議。審議時間を大幅に野党側に譲っているので、質問者は、 ほとんど野党議員ばかりだ…

公正取引委員会の委員長人事が、紛糾している。国会の同意が必要な政府機関の人事については、事前報道ルールというものがあって、事前に報道機関にリークされれば、その人事は認められないというものだ。全く意味不明のルールであるが、福田内閣当時、野党民主党が強引に主張し、ルール化された。以降、民主党は、このルールを使って、日銀総裁人事をはじめ様々な人事案件を葬り去り、自民党内閣を追い込んでいった。

今回の公正取引委員会人事でも、事前に読売に抜かれたのを理由に、また同じようなことをはじめようとしているわけだ。そもそも今回の人事案は民主党政権時代に決められていたものなのに。

呆れてしまうばかりだが、福田内閣、麻生内閣を追い詰めた成功体験から抜け出せないのだろう。せっかくの与党としての経験を活かさず、再び抵抗勢力に成り下がった政党に、明日がないのは確かだろう。我々も気をつけなければいけない。

うえの賢一郎



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