早くも乱れる足並み

消費税に関して、民主党内の足並みの乱れが顕在化している。前原氏は食料品等の軽減税率に前向きな発言をし、岡田氏は最低保障年金の撤廃をにおわせ、藤井氏は、それらを否定する。

財務省出身（元事務次官）でもある藤井氏が、軽減税率の導入に反対なのは当然だろう。税率の複数化のためには、物品が多くの段階を経て流通する場合、その経路を的確に把握しなければならなくなり、いわゆるインボイスの導入が不可欠となる。今のスケジュールでの導入も困難になる。おまけに軽減税率の範囲と税率の設定如何では、むしろ税収の確保が難しくなることも想定されるからだ。

いずれにしろ、基本的なことも何も決まっていないし、与党首脳陣の考えもバラバラでは、遠からず政権は空中分解するのではないか。

追伸）

・日中韓のFTA、なんだか唐突な感じがする。その影響はよく見極めなければいけない。

・今日はなかなか仕事がはかどらない一日だった。気を取り直して、会合に出かける。