みなさん、こんばんは。

衆議院議員 うえにし小百合です。


今日は国会内で「公共事業チェック議員の会」

と「国会エネルギー調査会」が開かれました。


「公共事業チェック議員の会」は、

公共事業について視察・調査を行い、
事業を評価し、その成果を国会活動に
反映されることを目的としていて、
今回は“東京オリンピック・パラリンピックに
みる公共事業に係る問題点”について
識者からヒアリングを行いました。

皆様もご承知の通りではございますが、
東京オリンピック・パラリンピックについては、
新国立協議場の建設やエンブレムデザインの
白紙撤回が課題となっています。


協議場建設に際して、メインとなる陸上競技の他、
ラグビーやサッカーのワールドカップ開催・招致、
音楽会場としての希望も出ていたことから、
多目的な協議場としてデザインされていましたが、
その割には、観客席が遠い上、サブトラックが
ない等の施設としての問題点が出ていました。
また、周辺住民や景観問題に対する意見を
述べる場がないことも指摘されています。


一方、日本の司法制度は、
個人の権利侵害の救済が目的とされているため、
公共事業の係争が難しく、監査請求や住民訴訟も
自治体の財務会計行為に限定されていることから、
こうした公共事業へのチェックが機能しません。


皆様からお預かりしている“貴重な税”の

使い道を正していくのはこれまでにも
私の取り組みをブログで報告させていただいたり、
新聞等で報道されている通り(H26.3.26朝日新聞掲載)
私のライフワークの一つでもあります。

http://ameblo.jp/uenishi-sayuri/entry-11947353063.html

http://blogos.com/article/97926/


その使途や支出について明確な根拠を質し、
国民の皆様に広く情報公開していくことも
国会議員に課せられた重要な活動でありますから、

引き続きこの課題には取り組んで参る所存でございます。
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続いての「国会エネルギー調査会」は、

東京電力福島第一原発事故の反省を踏まえ、

原子力規制委員会が発足してから

年を迎えるにあたって、これまでに

まとめられた国会事故調査委員会が

まとめた調査報告書の検証をしました。

報告書では未解明の事故原因の究明を
続けるべきと指摘していますが、
真摯な追究ができていないという意見や、
国会も規制当局の監視や継続的な調査・検証
という責務を十分に果たしているとは
言えないという意見が出されました。


東京電力福島第一原発事故から年半。
原子力規制はどうあるべきか、
非常に大きく重い課題ですが、
私も真摯に取り組んでいく所存です。

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引き続き、皆様方からの忌憚のないご意見を

賜ることができれば幸いでございます。