みなさん、こんばんは。
維新の党 衆議院議員 うえにし小百合です。

今週になって急に衆議院解散の雰囲気が漂うようになりました。
衆議院議員になった以上、総理大臣によって、
いつ何どき衆議院が解散され、代議士でなくなっても
良いように常在戦場の心持で私は国政に取り組んでまいりました。

まだはっきりしたことは総理大臣以外には分かりません。
しかし現在の数の論理にのった横暴とも言える与党、即ち、...
自民党と公明党の所作を私はどうしても許すことができません。
どのような結果になろうとも、私は国民の皆様の代弁者として、
決して保身に走ることなく私心を捨て、
皆様と一緒に皆様のために働かせて頂き精進してまいります。

さて2年前、私が初当選した頃は、
まだ各種事業仕分けが称賛され、
国などの機関の無駄を省く動きが随所に見られました。
その風潮にのって、私は時間があれば
各種公益法人のあり方を調査しておりました。

その中で特に独立行政法人国民生活センターの
委託業務の入札の一部が実に不可解であることが
気になって気になって仕方なくなりました。
それが、国センの土日祝日に行われている
電話による消費相談事業なのでした。
その業務は外部委託されているのですが、
制度開始以来、常に応札業者が一つで、
ほぼ随意契約に等しく、相場よりも、
相当高い金額で契約が締結されていたのです。
私が消費者特別員会で様々指摘をしたことで
入札仕様書の大幅な書き換えや、
業務の見直しがされ相当改善されたことは
逐次お知らせさせて頂いておりました。


その流れの中で、「ビタミン豊富卵」「庭先卵」など、
消費者が優良にして安全なものと認識してしまう類の
ブランド名や規格シールが氾濫した鶏卵業界では、
統一基準を用いる努力がされていることが分かりました。

しかし、それを司る機関は国からの高額の補助金を受け取り、
他社へ配分するので、公益法人の位置づけがなされたので
平成14年に国が定めた公務員大綱に抵触し、
高齢者は就任できない就任年齢が決められ、
仮にどうしても役員になる場合には無報酬とする
という規定を受ける指導が農水省から受けてしまいました。
そこで同じ事務所内へ国から指導を受けたり、
検査されるような立場にはない任意団体を結成し、
同じ業務を並行して行い、その任意団体の役員は
公益法人の無報酬になった者が努めている事実を発見しました。

血税からは給与が受け取れなくなった農林水産官僚OBが、
任意団体を結成して、その団体から受け取る給与は約1200万円

この段階を踏んだ給与支給システムにはあきれましたが、
そのような疑念の晴れない組織が安全性などをうたった
卵の公正マークを果たして私達は信用して良いのか、
という素朴な疑問さえ湧いてまいりました。

以上の疑問点を晴らすため、昨日(11月12日)の
農林水産委員会で様々追及を致しました。
官僚の先輩にかかわる話だからでもないのでしょうが、
役所側は前日私が要求し、委員会で公表を約束してくれていた
資料やデータも“お答えする立場にない”とか
“持ち合わせていない”とお粗末すぎる答弁で
すっとぼける始末に呆れ返ってしまいました。
そして究極においては農林水産大臣が委員会室で
私に不手際を謝罪する珍しい一幕もありました。


まだまだ厳しい監視の目を国政全般に向けてゆく覚悟です。
引き続きのご指導ご鞭撻を宜しくお願い致します。