みなさん、こんにちは。
日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。

去る8月3日、名古屋市内において、
我が日本維新の会の橋下徹代表と結いの党の江田憲司代表が、
7つの基本政策に合意をし、新党設立準備会が設置されました。

マスコミでも大きく報道されました
“7つの基本政策”とは以下7点でございます。
1.憲法改正による統治機構改革
2.規制改革の断行を柱とする成長戦略、「小さな行政機構」の実現
3.市場メカニズムを通じた「原発フェードアウト」と「自然エネルギー立国」
4.集団的自衛権の検討を含む「自衛権」行使の範囲の適正化
 と法整備、「ソフトパワー外交」の積極的展開
5.少子高齢化に対応できる持続可能で
 受益と負担を明確化した「社会保障制度改革」
6.教育行政に対する責任体制を明確にする「教育制度改革」
7.被災地主義の「震災復興」と国主導の「原発事故対応」を加速化


僅か1年7ヶ月前に、あれだけ大勢の皆様の
ご期待をいただいた第46回総選挙で
華々しい国政デビューを果たした私達日本維新の会は、
その勢力だけでは公約実現の途は
厳しいものである事は自明の理でしたから、
同じ志を抱く仲間の総結集を再度試みた訳ですが、
二度目の失敗は絶対に許されません。
慎重かつスピーディーに新党を
立ち上げなくてはならないのは当然です。

私のところには、大阪であるが故に橋下ファンが多く、
「何で橋下さんが単独代表やったらあかんのや?」
とのご質問やご意見が大変多く届きます。
「橋下さんと江田さんの共同代表やったら、
また石原さんの時と一緒の途を辿るんちゃうか?」
と言われる方が多く、私自身も皆様がそのように
仰るのは極めて当然のことではないかと考えています。

しかし、国会法など諸法により、
政党の代表が国会議事堂内で党首討論を行い、
政権政党自民党の党首として登場する内閣総理大臣に、
我が党の主義主張をぶつけて暴走を抑止したり、
我々の政策を取り組み入れさせる『党首討論』への
参加資格者は投手が国会議員であることが必修条件で、
橋下徹代表は大阪市長であっても国会議員ではないので、
橋下単独代表であれば、新しくできる政党は国会内で、
党首討論にさえ参加できない政党となってしまうのです。

また、余り報道されていませんが、政党助成金は
国会議員の議席数による割振り分に併せて、
直近の国政選挙での得票率による按分分の分配があります。
分党をした我が日本維新の会とは異なり、
みんなの党から離党して結党されて結いの党は、
まだ一度も国政選挙を経験されていないので、
後者の分配は全てみんなの党に入り、
結いの党の取り分はないということになります。

皆様もご存知のように議員数でも、助成金でも、
結いの党より日本維新の会の方が数量では勝るものの、
我々日本維新の会は“議論は常に対等に”をモットーに協議を
続けておりますが、党名等我々なりの拘りも当然ございます。

しかし、政治改革を断行し、国の成長を遂げるには、
小異を捨てて大道につく覚悟で、あくまでも、
多くの国民の皆様に絶賛される新党創りに心血を注ぐ所存です。