みなさん、こんばんは。
日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。

今日は熱い大阪が一年でも最も熱くなる『天神祭本宮』で、
大阪生まれ大阪育ちの私にとっては心躍る一日です。

天神祭は大宰府に左遷された菅原道真公が
立ち寄られた史実に基づいて、
同公をお祭りする大阪天満宮の夏祭りで、
『日本三大祭り』の一つでございます。...
因みに他の二つは京都の祇園祭と東京の神田祭ですが、
天神祭は6月下旬の吉日から約一ヶ月諸祭りが行われており、
本宮の今日は大川(旧淀川)に幾多の船が浮かぶ
船渡御(ふなとぎょ)と壮大な花火が乱舞し、
祭りのクライマックスを迎えます。

私のプロフィールに記載させていただいている、
かつての受賞歴“天神祭ギャルみこし”も
“天神祭うちわ娘”も天神祭にゆかりのイベントであり、
そのような縁もあって、私も天満宮への
参拝をしばしばさせていただいております。

大阪天満宮は大阪市北区にあり、南北2.6km、
600店の日本一長い商店街として
名だたる天神橋筋商店街が隣接しています。
江戸時代、「天下の台所」と呼ばれた大坂には、
全国のコメや珍品が集結し、その中心が堂島であったり、
天満青物市場であった名残だと伺っています。

その長い長いアーケード型の商店街には飲食店、
八百屋、靴屋、魚屋、肉屋など様々な商店がひしめき合い、
全国で問題になっている「アーケードのシャッター通り化」
即ち、商店街はあるけれどシャッターが
下りたままの廃業店舗が並ぶ状況とは無縁です。

商店主達の平素からの連携や努力の賜物だと思いますが、
そのために商店街には活気が満ち溢れ、
大型商業施設の進出を阻止できているに相違ありません。

ただ、私の学生時代と比べるだけでも、
商店街の中に全国チェーンのコーヒー店、
ハンバーガーショップ、セルフうどん店などが急増し、
商店主なども郊外へ引越して店舗へ
出勤しているケースが普通になっているようです。

また、ただでさえ多い買い物客に加え、
観光ガイドマップを手にした観光客も増加し、
自転車と歩行者との接触事故が
多発する問題が顕在化してきました。
商店街側の要望により今年1月末日から大阪府警が
JR天満駅南側で時間帯を区切っての自転車の通行規制を
実施していることは誠に時宜を得たものと思います。

大型商業施設は地域住民にとっては利便性が増し、
物価も下がる歓迎施設であることは否定できません。
しかし納品ロットの違いから、
商店街の小売店などは太刀打ちできなくなり、
廃業に追い込まれている例は枚挙にいとまがありません。
また、そのような大型施設は年中無休、
昼休みなしで営業をするのでテナントで入る飲食店が、
アイドルタイムでも人件費を払って
開店しなくてはならないとか、
盆暮れ正月も営業をしなくてはならないので、
そのような時でも働ける人材を確保することが難しく、
店を維持できないなどのお話も頻繁に伺います。

バランスのとれた地域発展を考えなくては
ならないと感じさせられる一瞬であります。