みなさん、こんばんは。
日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。

第186回国会(通常国会)の会期は6月22日迄ですが、
実質的に本日終局を致しました。
継続審議案件処理や、閉会中でも委員会が
開催できるようにする議決など、
最終日恒例の議案に併せて、
本日は“伊藤信太郎環境委員長解任決議”
と“石原伸晃環境大臣不信任決議”が
議題となり討論が行われました。

マスコミ報道等で皆様も御存知の通り、
福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設建設を巡り、
石原環境大臣はあろうことか「最後は金目でしょ。」と、
あたかも福島の被災地の皆さんが金銭を要求しているとか、
ごね通しているかのようなことを連想させる
軽々しい言葉を用いた発言をしました。
連日釈明と陳謝に追われているとは言え、
大臣の本性を現したことには違いがありません。

大臣自ら、品位が無い表現で不快を与えてしまった
と謝罪をし、そして撤回をした訳ですが、
そのような考えを一瞬でもいだくような方が、
最高指揮権者の大臣に居座ることは許し難く、
私共は罷免を要求した訳です。

石原大臣は以前にも、福島第一原発施設を
“福島第一サティアン”と表現し、
かつて日本国中を慄然をさせた宗教施設を
連想させる失言が非難されたり、
去る三月には参議院の委員会へ遅刻をし、
それがありもしなかった交通事故だと
原因を捏造する前科もありました。

第二次安倍内閣は500日以上も一人の大臣の
交代もなく継続し、歴代最長記録を樹立しています。
その記録伸長のために不適格な大臣が
居座ることは極めて不幸なことですが、
数の論理が物をいう国会では巨大与党の
圧倒的な力で不信任案は否決されてしまいました。

伊藤環境委員長は、こうした石原環境大臣の
不穏当発言の真意を聞きたいがために
質疑が用意されていた本日の委員会を、
職権で質疑をさせない暴挙にでたので、
解職の決議案が提出されたのでした。
昨日の理事会協議で質問時間や質疑者も
申し合われていたのに、委員会当日になって
急遽職権を発動する野蛮さです。

私達は何でも反対党の野党ではなく、
是々非々を貫徹する野党です。
与党案でも国民の福利厚生及び幸福実現に
つながるものには大いに賛成をしてきました。

しかし、このような現況を見ると、
多くの国民のみなさんが今なお安倍政権を評価し、
高い支持率をキープしているのが
不思議でならなくもなってまいります。


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本日で国会審議は暫くなくなりますが、
日本維新の会 両委員議員総会で
国会議員団 副幹事長を拝命致しましたので、
今後も大いに勉励させていただき、
粉骨砕身頑張る決意を改めて表明させていただきます。

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