みなさん、こんばんは。
日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。
http://uenishi-sayuri.com/

オバマ大統領の来日で本日の東京の道路は大渋滞。
議員宿舎から会館までの1キロ弱の間だけでも
百人近い警察官が立っています。
この度、総理との会談場所につかわれました
ミシュランガイドで7年連続3つ星に輝いた
お寿司屋さんは銀座数寄屋橋のビルの地下へあるのですが、
周辺の飲食店まで身元の分かる予約客に限られていたので、
昨日の銀座・新橋は大混乱だった模様です。

その様な喧騒を余所に、国会では着々と委員会審議が進み、
私は「道州制調査会」「総務委員会」「エネルギー調査会」
「既得権益を打破する会」「道州経済部会」
に出席をしました。
昨日お伝えした通り、私の所属する「総務委員会」では、
“内閣提出の地方自治法の一部改正案”と
“日本維新の会提出の修正案の参考人質疑”等がありました。


そして参考人の一人として我が日本維新の会の
共同代表橋下徹大阪市長も招致され意見陳述をされました。
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この法案の重点の一つは政令指定都市制度改革
と中核市への移行を容易にする改正です。
特に政令市は道府県の上に道府県をつくる、いわば、
屋上屋を重ねるようなものなので、二重行政に起因する無駄
(人のムダ・お金のムダ・時間のムダ)のオンパレード。
何とか改革をしなくてはならないのに、今回の改正法でも、
その中心部分がないがしろにされています。


そして何より、“区長公選制”が採用されていません。
改正法では「総合区」とすれば、区長は今までのような
ベテランの役人のポストの一つではなく、
副市長などと同じような特別職にしようとしていますが、
それではまだまだ不十分であり、橋下徹共同代表は
「区長公選制の導入が一番重要なポイントだ。」と述べ、
改正案を修正するように強調されました。

因みに、現行法下におきましては、政令市の区役所は
単に窓口業務が中心ですが、「総合区」での「総合区長」は
予算提案や職員の任命権まで掌握する部分は評価できると思います。
しかし、我が党が訴えております“公選制”にすると、
住民は区長とともに区政運営ができます。
「住民の選択肢を可能な限り増やし、
各政令市が最適なものを選択できる仕組みにすべきだ。」と
橋下共同代表は述べられましたが、
まさにその通りだと私は考えます。

橋下共同代表は人口260万人の市長を務めている経験から、
「大都市経営と基礎自治体を分け、基礎自治体の首長複数
置かないといけないと痛感している。」とも述べられました。
巨大化し過ぎると、首長と住民の乖離が大きくなり、
様々な弊害が生じるのも事実であり実に説得力がありました。

数の力で、日本維新の会の修正案は
あえなく否決されましたが、我が党の理論に賛成したり、
初めて区長公選制の必要性を理解してくださった
与党議員の方々も多くいらっしゃいました。

その後も橋下共同代表は、党の「エネルギー調査会」
でエネルギー問題について講演もされ、
慌ただしく東京の日程を送られましたが、
私達国会議員にとっても大変に有意義な一日でした。
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