みなさん、こんばんは。
日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。

本日は朝7時半から「道州社会部会」「本会議」
「総務委員会」「エネルギー調査会」
「消費者問題に関する特別委員会」と続きましたが、
いつものハードスケジュールに比べると、
「春の園遊会」の関係で少しだけ
ゆっくりとした午後でございました。


私達日本維新の会は先行して呱々の声をあげた
大阪維新の会の結党以来一貫して、
都道府県を市町村という、加えて国もですが、
それぞれ階層が異なる行政府・自治体が
重複して似たような事務をして行政コストが
増大することを「二重行政の無駄」と位置付け、
その解消策を様々提唱してきました。

とりわけ、道府県並みの権限を持つ
政令指定都市は屋上屋を重ねるようなもので
「お金のムダ、時間のムダ、人のムダ」
の典型例と断言しても過言ではありません。

そこで、地下鉄・水道事業等の民営化で新たな財源を生み出し、
大学や病院等、大阪府と大阪市が重複した
行政サービスをしているものを見直し、
府と市がバラバラに進め、府と市の不一致で不幸せと
揶揄されていた戦略や政策を一本化する『大阪都構想実現』は
私達の至上命題だと確信をし、今秋の住民投票に向け、
一人でも多くの皆様に、より具体的に詳しく正しい情報を
発信するように努めていることはご承知のことと存じます。

しかし、今では全国に20もの政令市が誕生し、
中には棚田や渓谷美の観光資源を
アピールする中山間地を含んだり、
過疎地域を含む政令市まで誕生し、
二重行政は“全国に拡散”しています。

すなわち、二重行政の解消は
国家プロジェクトに適った状態であり、
誰がどう見ても『大阪都構想』は理に適ったものなのに、
橋下大阪市長や維新の会を快く思わない会派は、
素直にそれを是認することはできないのか、
この度『地方自治法』を大きく変える法案を提出し、
今日の総務委員会はその法案の審議において、
私も質問台に立たせていただきました。
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今回の改正法は、大いに橋下徹発言、
即ち現行法の適確な批判をかわす、妥協案的な要素が大きく、
“総論多少は賛成、各論反対”と評価できるものです。

大きな柱を少し列挙してみますと、
*中核市を増やす為、人口要件を30万人から20万人に下げる。
*事業一本化を協議する“調整会議”を設けて、
意見が一致しない場合は、知事か市長のいずれか一方
の申し出で総務大臣が勧告をして決着する。
*副市長のような特別職の「総合区長」を置く、
「総合区」を条例で定めることができるようにし、
役人が区長を務める現行制度より、区の権限を強化する

しかし、私は総務大臣の勧告は中央集権に繋がり、
地方分権に逆行するのではないか、
また区長に権限を強く与えるのは当然だが、
やはり公職選挙で住民が選ぶべきではないか
と主張をさせていただきました。

また、新藤総務大臣に、『大阪都構想』についての
ご見解を伺いましたところ、全国に共通する理論ではないが、
大阪市の方々が大阪のより良い姿を追及して、
考え出された案として試行錯誤して出した案であり、
其は其で評価する、というニュアンスの
ご発言をいただくことができました。


本法案に対しては、日本維新の会は対案を用意しているので、
また後日、審議の流れはご報告致したいと思います。

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今日は木曜日。午後9時からは「維新なチャンネル」です。
ゲストには鈴木望衆議院議員、田沼隆志衆議院議員をお迎えし、
“教育委員会制度改革について”お話をしていただきます。
我が党肝いりの法案でございますので、是非ご覧くださいね。