みなさん、こんばんは。
日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。

本日はいつものように朝8時からの「道州社会部会」で、
“介護従事者の人材確保に関する特別措置法案”
“労働安全衛生法の一部を改正する法律案”
“著作権法の一部を改正する法律案”“健康・医療戦略推進法案”
“独立行政法人日本医療研究開発機構法案”
について党内の意見交換・採決を行った他、
「アベノミクス検証PT」「本会議」に出席を致しました。

本日の本会議の議題となった法案は
“不当景品類及び不当表示防止法等の一部改正案”でした。

昨年の秋以降、全国各地の“一流”とランク付けされている
ホテルチェーン、百貨店やレストランで
車エビやステーキ肉等々の高級ブランド食材が、
実物とメニュー表示とが異なって表示されている問題がありました。
長年にわたって慢性化していた実態は、我々国民を唖然とさせ、
ちょうど『和食(日本料理)』が世界無形文化遺産に
登録された時期でもあったので、
それに水を差す事態に憤りを覚えた方は
多かったのではないかと思います。

また少子高齢化の中で高齢者の社会的孤立が顕著となり、
その影響で悪質な商法の被害者となる高齢者が
増加傾向にあることは由々しきことと考えらえています。

そういう現状であるにも関わらず、未だに、
消費生活センターが未設置の自治体も全国に多く、
また十分な生活相談員が確保できていない地域も随分あり、
私が日々追及しているように被害者救済の面では
決して十分な状態な環境が整っておりません。

そこでこの度提出されたのが事業者が景品類の提供時に、
その表示も含めて適正な体制を整備する義務を課し、
消費者庁長官は報告の徴収と立入検査の権限を
所管大臣や金融庁長官に委任することができ、
事務権限の一部を政令に従って
都道府県知事が行えるように定めたり、
消費生活相談等を充実させることにより、
消費者の安全・安心を確保するため、
消費者行政の体制整備と事業者の
コンプライアンスの確保等の法整備を図る改正案です。

東南アジアの冷凍エビが芝エビや車エビと表示され、
脂肪で固められた合成肉がステーキと
表示される慣行が続いていたことには呆れ返りましたが、
それを防ぐ法律も乏しかったことは驚きでした。

やがて、この法案は私が所属する
「消費者問題に関する特別委員会」で審議されますが、
私も積極的に安心・安全な消費者行政が
進むように質問台に立ちたいと思います。

なお、消費生活センターは、先日記しました
国民生活センターに限りなく似てはいますが、
消費生活センターが地方自治体主導の組織であり、
国民生活センターが国の主導する組織とは言いながら、
決して主従関係にある訳ではありません。
しかし、国センであのような疑惑が明らかになった以上、
消センでも同様な事態がないとは言い切れません。

一生懸命に調査して委員会審議に臨みますので、
皆様方の体験談やご意見等があれば
是非お聞かせいただきたいと存じます。