みなさん、こんにちは。

日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。

4月1日に消費税アップを控えているため、
安倍内閣の至上命題は今年度中に平成26年度予算を
成立させることであることは何度か記しました。
衆議院で予算案が可決されることとなれば、
仮に参議院で審議が遅れたとしましても
3月30日午前0時で“自然成立”するので、
与党・内閣は今月中の成立を目指し躍起になっていました。


去年までは、いわゆる“衆参のネジレ”のため、
衆議院で可決されても参議院で否決される場合が多発し、
そのような場合には両院議員協議会が開催され、
決着しないときには憲法の規定で“衆議院の優越”が働き、
衆院の議決通りに予算が成立していましたが、
衆参とも与党(自公)が多数を占める現在の状況では、
内閣は只々早く衆院通過をはかり、その分、
今週は大変タイトな日程で国会に缶詰めになりました。

その証拠に、先日記しました通り、
私は今週火・水・木曜日の三日間連続して委員会質問に立ち、
25日(火)は総務委員会で30分間の質問時間を使い、
私は大きく三つのテーマで質問を致しました。


一つ目は主に全国に36町村ある、所謂“役場救急”
に関して地域での救急体制のことなど、
「命の地域間アンバランスの解消策」を追及しました。

役場救急は市町村内へ一つも消防署がなく、
火事などの有事には高齢化が著しい消防団の力に頼り、
救急患者の搬送は役場の職員に頼らざるを得ない、
そのような離島や山間部の過疎地域でよく行われています。
私の地元大阪府下にも一つあり、能勢町がそれに該当します。
日本全国で平等に医療が受けられる様に改善していくことで、
地方の過疎化には歯止めをかけることができると思いますので、
今後もしっかりと地域医療を見守っていきたいと思います。


二つ目は近時注目されている食物アレルギーの対応に関して。
例えば、学校で食物アレルギーの子供たちが
アナフィラキシーショック状態に陥り、
呼吸困難や低血圧で意識を失った時に、
エピペンという治療薬を現場の学校の先生方が
「その行為が医師法違反になるのではないか?」とか
「後々何か起これば訴訟が起こるのではないか?」
との不安から打つこと自体を恐れ、適確な対応ができず、
救急車が来るのを待って手当が遅れてしまう事態が目立つので、
その様な緊急時に周辺へいた方が打っても違法性が阻却され、
訴訟リスクがなくなるような法整備をするべきだと訴えました。
医政を担当する厚労省からは随分前向きな答弁がありました。
今後も教育現場での様々な課題にしっかり取り組んで参ります。


三つ目は連日質疑が続いているNHKの体質について。
血税と性質は同じ様な国民からの受信料で成り立つ
NHKが“現代のベートーベン”と言われながらも、
ゴーストライターの存在が明らかになった佐村河内守氏を
絶賛するドキュメンタリー番組を放映したことに関して、
何故その様な嘘を見抜けないのかNHKの責任を追及しました。
今、担当したディレクターのみならず、
番組担当者の聴聞を繰り返しているところだとの
答弁が専務理事の一人からはありましたが、
再発防止に努めるとの答弁以上がなかったのは残念でした。
本当に国民からの受信料を使って虚構番組を
作成・放送したことを反省しているのであれば、
既にお詫びのドキュメンタリーが放映されても
よいくらいの時間が経過したのに残念なことです。
先日、我が党の三宅委員もNHKの放送の在り方、
高額な人件費等を追及されましたが、
国民の皆様方から頂戴した受信料で放送される公共放送として、
日本国民が誇りをもてるような放送をお願いしたいと思います。


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26日(水)・27日(木)の質問骨子はページを改めまして、
皆様方にお知らせをしたいと思います。