みなさん、こんにちは。
日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。

本日は68回目の終戦の日です。
「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に
私は早朝から上京し、皆さんと昇殿参拝をし、
日本武道館で行われた戦没者追悼式にも参列し、
太平洋戦争をはじめ戦争で
殉死された英霊のご冥福を祈り、
日々の平和に改めて感謝をしてまいりました。


靖国神社への参拝は、極東軍事裁判の結果、
A級戦犯となり、絞首刑になった方々が
合祀されていることから内外の批判を
浴びていることは重々承知しています。

しかし、日本の歴史を作ってきた人々に対して
礼を尽くすのは今平和な毎日を送らせていただいている
私達の当然の責務であるはずです。
憲法の前文の一部「…我等と我等の子孫のために、
諸国民との共和による成果と、
我が国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、
政府の行為によって再び戦争の惨禍の
起こることのないように決意し…」等々の
文言が脳裏を駆け巡りつつ、
過去の過ちや不幸を素直に反省し、
悲惨な戦争を地上から絶対になくしなくては
ならないとの思いを新たにしました。

ところで太平洋戦争の終焉が
第二次世界大戦の終結ですが、
最近になって終戦を8月15日としているのが、
日本と韓国くらいであることを知りました。
要するに連合国側は9月2日、
東京湾に浮かぶアメリカのミズーリー号の上で
日本の重光葵外務大臣が降伏文書に
署名をした時点を基準にし、
当時のソ連や中華民国はその効力が
発せられた翌日を終戦と位置付け、
あとを継いだロシアでも最近まで
そのように解されていたようです。

また、既に共産党革命が終わり、
社会主義化していたソ連は「日ソ不可侵条約」を結び、
第二次世界大戦には不参加だったのに、
広島への原爆投下などで日本の敗戦の色が
濃くなった8月9日に突然不可侵条約を
破棄して満州国へ攻め入って参戦したこと。
日本が受諾したポツダム宣言の中に、
千島列島の領有をめぐる明確なソ連の条項が
なかったことに立腹したスターリンが、
日本固有の領土である北方領土にまで
8月15日を過ぎて攻め込み、
不法占拠状態が続いていることなど、
まだまだ問題は山積しています。

私たちの先祖は一面の焼野原から
驚くようなスピードで立ち直り、
更なる発展を遂げてきました。
東日本大震災の被災地の皆さん、
先般のゲリラ豪雨被災地の皆さん達も、
一日も早く立ち直っていただくよう祈念し、
私も私の立場の中で最大限の尽力を誓った一日でした。