みなさん、こんにちは。
日本維新の会 衆議院議員 うえにし小百合です。

昨日、
平成25年度の本予算が成立しました。
予算編成期の昨年末に総選挙があり、
審議入りも大幅に遅れていたので
年度変わりの4月1日から昨日までは
『暫定予算』が執行され、
人件費と前年度からの継続事業以外への
国家予算の持ち出しができない状態が続いていました。
... すなわち新規事業などが
今日からようやく稼働し始めるのです。

その本年度予算案を衆議院では
4月16日に賛成多数で可決し、
参議院へ送付されていましたが、
昨夜、参議院本会議では
賛成110票、反対124票で否決されました。

国会法の規定により、
直ちに両院協議会が開かれ、
衆議院側は予算案に賛成した側の会派から10名、
参議院側は反対をした側の会派から10名
の委員が協議をしました。

衆院の定数は480名、
参院は242名で約半数ではありますが、
協議会委員はそれに比例按分される訳ではなく
両院10名ずつで同数なので、
延々議論しても協議が整うわけがありません。

従って憲法第60条の『衆議院の優越』により
衆議院が可決した予算案が
本年度予算として成立しました。

しかし、こうした結論の見えた手続きは、
国民の皆様には実に滑稽で、
パフォーマンスにしか見えないものと思います。

首班指名の時などもそうですが、
日本維新の会では今回の両院協議会を
最後のものとするよう、
国会改革案を提出する準備をしておりますので、
また皆様のご意見をお寄せください。