高尾山 599m
2024年5月9日(木) 霧雨のち晴れ
8:30~16:00 参加者13名
清滝駅(ケーブルカー)~高尾山駅~
4号路~高尾山~表参道~山上駅~
(リフト)山麓駅
距離 3.8km
累積標高差 310m
コース定数 7
薬王院の保護を受けて守られてきた高尾山の森には、日本列島に生育する植物のおよそ4分の1に当たる1320種もの植物が有ると言われている。
表参道の稜線をはさんで南東側斜面には標高599mの気象条件に合う常緑広葉樹林が分布し、北西側斜面には標高800m~1600mに分布するはずの落葉広葉樹林が存在する。
高尾山が暖温帯と冷温帯のちょうど境目に位置していることや、北西側斜面では小仏層と呼ばれる地層の粘板岩が冬の寒い時期に凍結破砕作用により風化が進むことで表土が不安定化し照葉樹の生育が不可能になり寒冷地に強い落葉広葉樹が分布域を低下させたと推定されている。
植物の豊富さを反映して昆虫や鳥類も種類が極めて多い。
雨は朝のうちに止み、霧に包まれた新緑の深い森へ歩を進めた。
山頂には、遠足の小さな子供達の元気な声が響いていた。
タマノカンアオイ