皆さんこんにちは、内海でございます。今日もご覧くださりありがとうございます。

 

内海の今日のおランチはカレーです。皆さん、カレーはお好きですか?内海は大好き。いろんなものを食べてきましたが、一周回ってこの世で一番好きな料理を聞かれたら、カレーと即答するかもしれません。

 

数種類のスパイスと香味野菜を炒め、コンソメスープで煮込んで作る褐色の煮込み料理。スパイスのエキゾチックな香りとピリッとした味わい。。。想像しただけで部屋がヨダレであふれかえってしまう。。。

 

そんな内海を脱水症状(ヨダレ)に追い込むほどの魅力を持つカレーですが、その起源はインドだと思うかもしれません。しかし、厳密には違うということは意外と知られていないものです。

 

今回はみんな大好きカレーについて、カレーを食べながら深堀りしていきたいと思います。

 

 

 

インドと日本「カレー」の違い

今や世界中で愛されているカレーですが、そもそもカレーとはどういった料理を指すのでしょうか。

カレー作りに欠かせないものといえばスパイスですが、スパイス大国といえばインドが真っ先に挙げられます。

カレーの発祥の地というイメージが強いインドですが、実は現地に「カレー」という料理は存在しないようです。

しかしスパイスを用いた料理がよく食べられているのは事実なようで、焼き・煮込み・揚げ・スープなどの調理方法の調味料にスパイスが使われており、日本人がイメージする「カレー」は、現地では「スパイスを使った煮込み料理」に当たるようです。

 

要するに、インドの人々にとってスパイスとは日本人にとっての醤油のようなもので、「スパイスを使った煮込み料理」とは、日本人のイメージするカレーではなく肉じゃがや煮魚的なポジションだということです。

「インドの人は一日三食カレーを食べているんだ!」と決めつけてしまうと、現地の方々からお仕置きを食らうかもしれませんので、改めた方がよいでしょう。

 

「カレー」の由来

 

では、日本における「カレー」は、いったいどこから来たのでしょう?

 

日本のカレーの紀元はイギリスだと言われています。

カレーの語源はインド南部のタミル語で「汁」を意味する「カリ」という言葉といわれています。実際にインドで食べられているカレーはスープのようにサラサラとしていて、日本のようにとろみが付いたものとは少し違います。

 

その昔インドの南部に渡ったポルトガル人が様々なスパイスを使った料理に出会うのですが、このスパイスやココナッツを使った煮込み料理を的確に表現する言葉が見つかりません。

仕方がないので語源となった「カリ」をもじって「カレル」という言葉を作ったようです。

 

その後1600年ごろ、この地の貿易にイギリスが参加するようになり、「カレル」という言葉は英語の「カレー」に変わったそうです。

 

やがて、ヨーロッパで広まったカレーが明治時代に日本にやってくることになります。

 

 

日本のカレーの歴史

 

満を持して来日したカレーですが、来日した時期は明治時代です。

当時は肉や魚が高級だったこともあり、カレーは高級な食事だったようです。

 

一般に普及したきっかけは、なんと軍隊。

富国強兵政策が実施されていた時代背景もあり、日露戦争時の日本軍に高たんぱく高栄養の食事として提供たそうです。この時にカレー作りのノウハウを持った兵隊が、除隊後に地方でカレーを作ったことがきっかけで一般家庭にもカレーが浸透していったようです。

 

当時の日本軍を筋肉ムキムキにしてきたバルクアップ飯が、今度は国民をムキムキにしに来たというわけです。

 

ちなみにカレーを作るために必要なカレー粉ですが、実は大正時代までカレー粉は薬屋で売られていたことはご存じでしょうか。

これはスパイスは当時漢方薬として扱われていたためで、日本で初めてカレー粉を作ったのは大和屋(現ハチ食品株式会社)で、当時は薬種問屋。大阪で初めてカレー粉を販売した浦上商店(現ハウス食品)も薬種問屋です。

 

ここまでを振り返っても、カレーは筋肉だけではなく内臓まで健康にしてくれるイケメンだったということは間違いないでしょう。

 

その後、太平洋戦争時に一度庶民の食卓からは姿を消しますが、この時も軍隊の食事としてイケメンは食べられていたようです。そして終戦後、イケメンはふたたび庶民の食卓に帰ってきます。

 

 

 

カレーは薬膳らしい

 

このようにこのカレーもといイケメンは、一般向けに普及してからは人々の健康の一助になっていたことは間違いないでしょう。今はカレールーがあるので簡単に調理できますが、できればスパイスから作って薬膳の恩恵を受けたいところ。

 

カレーに含まれるスパイスはかなりの種類がありますが、ショウガや唐辛子など体を温める作用があるスパイスが多いようです。つまり冷え性や腸内環境の改善などに効果が期待でき、スパイスは夏場のクーラー病や冬の気温の低さのように、季節にかかわらず体を冷やしてしまう機会は多い現代人の強い味方になってくれるといえます。

 

こういったスパイスの知識を持っておいて、冷えを緩和できるように普段の食生活に活かせたら健康的でいいんじゃないでしょうか。

 

 

おすすめのスパイス

 

三児のパパたる内海も子供たちのカレーを作るためにスパイスをいくつかスタンバイしています。特に下の子2人は辛い物がまだ食べられませんので、辛くないカレーを作る必要があるのです。

 

ちなみに献立を力技でそろえる理由は、以前次女から「みんなと同じものが食べたい」といわれたからです。

で、辛くないカレーを実現させるためにスタンバイしているスパイスがクミン・ターメリック・シナモンです。

クミンはカレーの香りのもと、ターメリックは色、シナモンは甘味です。

これらのスパイスをカボチャや玉ねぎなどを炒めてブレンダーでブーンってしたやつに入れて、味付けしてお子様カレーを作っています。

用途はこれだけじゃなくて、マリネやデザート作りにも使えるので、持ってない方は買っておいてもいいんじゃないかなと思います。

 

今日の晩御飯は何にしようかな。。。

 

カレーかな。。。(7日目)