町の自主防災会に参加しました。
これまでの防災訓練というと、小学校などの避難場所に各自が漠然と集合するだけというものを想像してしまいます。
しかし、この度経験した訓練は「災害図上訓練」といって手作りの防災マップを用いての訓練でした。
つまり、町内の地図を基にいくつかの区域に分け、さらにそれを20軒程のまとまりにして自分の家のまわりを虫の目の如く検分していくというものです。
具体的な作業は、そこのまとまりに一人でお住まいのお年寄りはいないか、小さなお子さんのいる家庭はないか、障害をお持ちの方は住んでいらっしゃらないかなどを確認しながら、それぞれの地図にそれらの情報を落とし込んでいくのです。
同時に、幹線道路、水路、一次避難場所、危険箇所、消火栓の位置などを色分けしながら書き込んでいきます。
このような作業を各自が経験しながら「その時」をよりリアルに想像し、行動を確認していきます。
災害が起これば先ずは自身の安全確保、そして向こう三軒両隣の方々の安全確保に努めることが期待されます。
そのためにも各家庭の事情をできる範囲で知っておくというのはいろいろな面で有効であろうと思いました。
すでにこれらの訓練を重ねている地域も多々あると聞いています。
住民一人一人の意識が高まっていくことを願いながら、これからの訓練に臨んでいきたいと考えています。