物は言い様・・・
いやはや、早いモノですね~。
もう、6月になっちまいましたよ・・・
新年会がまだの方は、お早めにぃ~~~~。
7月になったら忘年会ですからね・・・
先週の施主様のお庭には、こんな眺め。
四阿からの景です。
そんなお庭でのお手入れ中の話・・・・・
立ち枯れしてしまったカクレミノの伐採をしていた時のコト。
下の家の方から「ガサゴソ」と物音が?と、思ったら・・・
「あっ!やっぱり、植木屋サンだ!」
っと、オバサマが来ました。
どうやら、勝手に梯子をかけて擁壁を登って来た様子です。
すると、オバサマは挨拶もソコソコに言いました。
「ウチの植木も伐ってよ~」
『新規の仕事の依頼かなぁ?』なんて思っていたら、
「ほらぁ~!ソコの木よ~!出っ張っちゃってるでしょう」
見ると、確かに、オバサマのお宅のクスノキの大木がコチラに出ています。
それも、かなりの出っ張り様です。
しかし、それは以前からの事。
ワタシは『いつ、ていれをするのかなぁ?』と毎回、思っていましたから。
ワタシの顔をジッと見つめる、オバサマの顔を見て、察しました
(ははぁ~ん、ついでに伐れってコトだな!)とね・・・ でも、
『休憩の時にでも、御見積りいたしましょうか?」と、ワタシ。
(パッと見ても、伐採したら、5万円は下らないでしょうか。)
「う~ん。でも、植木屋サンは高いからね~」と、オバサマ・・・
(まだ、見積もってないし、金額も言うてないがな!)
続けざまに、オバサマは、
「こんな木、、要らないのよねぇ~~~」
「邪魔だったら、ついでに伐っちゃってよっ!」
・・・・・・・・呆れて、言葉も出ません・・・・・・・
こういう場合、『悪』のワタシが登場してきます。
本来ならば、言ってやりたいコトは山ほどありますが、
施主様のご近所付き合いもありますので、
無視を決め込み、聞こえないフリをします。
すると、大概はそのウチ、居なくなりますね・・・
この場を借りて、あの場で言えなかったコト、言わせて下さい!
どうか、毒づかせて下さい!
「いい大人が挨拶ぐらい出来ないんですかっ?」
「人様の所に来る時は玄関から入って来るのが常識でしょっ?」
「今日の日当は施主様から頂いているのであって、
余計な仕事をしている暇なんぞ、無いっ!」
「植木屋が高い?見積もりもしてないのに?
そりゃ、庭木を伐るのはプロですから、それなりのお値段は頂きますよっ!」
「高いと思うなら、シルバーに頼めばイイんじゃないっすか?
そうだ!梯子をかけて擁壁を登れる元気がおありなら、御自分でなさったらどうです?」
「何より、こんな木、要らない!だなんて、言い方をする、
自分のトコの庭木を愛せない方からのお仕事はワタシ、請けませんので!」
御静聴、有難う御座います
やっぱり、ワタシは、ヘンコツで頑固ですかね???
しかし、物は言い様ですよねっ?
例えば・・・
「お仕事中にゴメンなさいねぇ~」
「ウチの木、そちらにご迷惑じゃないかしら?
もし、邪魔だったら、伐っちゃても構いませんよ。」
と、言われていたら、下枝の一本や二本、伐ったと思いますよ。
反面教師・・・ 自分も気をつけねばなりませんね。
毎日、物を言わぬ木々と接する仕事うえ、(喋る木も居ますが・・・)
人と接する時には、気をつけたいモノです・・・
お口直しに・・・・・
カクレミノなんです。
これも、宿り木と呼ぶのでしょうか?????
Ta!